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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科52巻9号

1998年08月発行

症例報告

熱傷瘢痕部に生じたBowen病の1例

著者: 古谷喜義1 森本謙一1 坪井賢朗1 菊川洋祐2

所属機関: 1県立広島病院皮膚科 2菊川皮膚科医院

ページ範囲:P.756 - P.758

文献概要

 58歳,男性.左手背に熱傷を受傷し瘢痕治癒したが,びらんを繰り返し生じていた.熱傷受傷から約2年後の当科初診時,16×12mm大の部分的にびらんを形成した淡紅色角化性局面を認めた.皮膚生検によりBowen病と診断し,拡大切除,全層植皮術を施行した.自験例を含めて,外傷または熱傷受傷後比較的短期間で癌の発生した報告例をまとめ若干の考察を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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