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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科53巻1号

1999年01月発行

文献概要

症例報告

クローン病を伴った壊疽性膿皮症の1例

著者: 甲斐美咲1 杉俊之1 高橋哲也2

所属機関: 1浦和市立病院皮膚科 2浦和市立病院外科

ページ範囲:P.42 - P.44

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 患者は15歳,女性.1993年7月下句頃より左大腿部に直径15cmの潰瘍が出現し,当科を初診した.臨床および病理組織学的所見より壊疽性膿皮症が疑われ全身検索を施行したところ,クローン病の合併が明らかとなった.治療としてサラゾピリン内服,および局所に対し抗生剤含有軟膏外用にて経過観察したところ,消化器症状の改善とともに潰瘍の縮小を認め,約7週間後には編み物状痕痕となり上皮化した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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