icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科53巻10号

1999年09月発行

文献概要

症例報告

疣状腫瘤を呈した足底結合組織母斑の1例

著者: 佐藤友隆1 村田隆幸1 谷川瑛子1 清水宏1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.838 - P.840

文献購入ページに移動
 42歳,男性.バングラデシュ人.左足底の疵状腫瘤を主訴に当科を受診した.臨床的にverrucous carcinoma等を疑い皮膚生検を施行した.組織学的に表皮は角質増生を伴う軽度の肥厚を認めるのみで,本態は真皮での膠原線維の著明な増生であり,結合組織母斑と診断した.Uittoの結合組織母斑の分類ではisolated collagenomaに相当するものと思われた.結合組織母斑の中での自験例の位置づけ,collagenomaの過去の報告例,プロテウス症候群との関連等につき文献的考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?