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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科53巻10号

1999年09月発行

文献概要

症例報告

骨形成のみられた皮膚混合腫瘍の1例

著者: 高橋千歳1 賈青1 鈴木拓1 大西誉光1 渡辺晋一1

所属機関: 1帝京大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.841 - P.843

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 45歳,男性.初診の約10年前より右鼻翼上方に粟粒大の丘疹が出現し,徐々に増大してきた.現症は小指頭大の広基有茎性弾性硬の常色結節で,表面は平滑で毛細血管拡張を伴い,一部は黄白色に透見された.組織学的に真皮および皮下組織に基底細胞様細胞よりなる索状または不整形の胞巣と様々の問質からなる腫瘍塊を認め,その境界は比較的明瞭であった.胞巣には管腔構造と角質嚢腫を有し,間質の一部には粘液腫様変化と脂肪組織を取り込んだ骨組織が認められた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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