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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科53巻12号

1999年11月発行

症例報告

角層下膿疱症の1例

著者: 北見周1 所眞弓1 野崎重之1

所属機関: 1公立昭和病院皮膚科

ページ範囲:P.1017 - P.1019

文献概要

 67歳,女性,IgA(λ)型M蛋白血症を伴った角層下膿疱症を報告した.ステロイド剤の外用により治療を開始したが効果なくジアフェニルスルホン(最大75mg/日)内服を追加した.しかし膿疱の新生を抑えることはできず,シクロスポリン(最大5.7mg/kg/日)の内服に変更した.紅斑の軽減効果は認められたものの膿疱の新生を完全に抑制するには至らなかった.しかしプレドニゾロン(最大25mg/日)の併用により皮疹は軽快を呈した.自験例ではプレドニゾロンが最も有効であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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