文献詳細
症例報告
文献概要
67歳,女性,IgA(λ)型M蛋白血症を伴った角層下膿疱症を報告した.ステロイド剤の外用により治療を開始したが効果なくジアフェニルスルホン(最大75mg/日)内服を追加した.しかし膿疱の新生を抑えることはできず,シクロスポリン(最大5.7mg/kg/日)の内服に変更した.紅斑の軽減効果は認められたものの膿疱の新生を完全に抑制するには至らなかった.しかしプレドニゾロン(最大25mg/日)の併用により皮疹は軽快を呈した.自験例ではプレドニゾロンが最も有効であった.
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