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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科53巻2号

1999年02月発行

症例報告

臨床的に悪性黒色腫を疑わせた足背の青色母斑の2例

著者: 寺尾浩1 今福信一1 占部和敬1 安元慎一郎1 永江祥之介1 古江増隆1

所属機関: 1九州大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.167 - P.169

文献概要

 症例1は32歳の男性,右足背に9mm大のドーム状に盛り上がる非対称性の黒色丘疹があり,辺縁にしみ出し様の所見が認められた.症例2は13歳の男子.左足背に12×10mm大のドーム状の黒色結節があり,周囲に点状色素斑が認められた.病理組織学的に2例とも普通型青色母斑であった.表皮直下まで真皮メラノサイトが増殖しており,このことより臨床的に黒色調を呈し悪性黒色腫を疑わせたと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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