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Practical English for Busy Physicians・62
著者:
所属機関: 1California大学San Diego校
ページ範囲:P.187 - P.187
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世界中の多くの国や言語において面白いことに左利きに対する偏見が若干あるようです.フランス語では,“left”は“gauche”であり,これは英語の場合“手際が悪い,不格好,不器用”という意味であり,ラテン語の“sinister”は“悪魔”となってしまいます.また面白いことにラテン語の“dexter”(右)は英語の“dextrous”の語源でもあり,熟練とか巧妙という意味です.さて,ここアメリカで使用されている“lefty”とか“southpaw”はスポーツ界での左利きのことであり,別に不名誉の代名詞ではありません.またアメリカには左利き専用の店もあり,カップ,時計,ナイフなど,ありとあらゆるものが手に入ります.
ここで,新しく英語になりつつある単語をご紹介しましょう.それは“going postal”という表現で,最近急激に新聞や雑誌などで目にするようになりました.これはアメリカの新聞等を常日頃からお読みになっていない方には分かりにくいと思いますが,5年ほど昔に起きたある事件が原因になっています.それは当時全米のあちこちの都市で郵便局員が職場における過大なストレスのせいで上司や同僚を殺害するという事件が頻発したことがありました.それが元になり,ストレスのせいで凶暴な行動に及ぶことを“going postal”と言うようになったわけです.
世界中の多くの国や言語において面白いことに左利きに対する偏見が若干あるようです.フランス語では,“left”は“gauche”であり,これは英語の場合“手際が悪い,不格好,不器用”という意味であり,ラテン語の“sinister”は“悪魔”となってしまいます.また面白いことにラテン語の“dexter”(右)は英語の“dextrous”の語源でもあり,熟練とか巧妙という意味です.さて,ここアメリカで使用されている“lefty”とか“southpaw”はスポーツ界での左利きのことであり,別に不名誉の代名詞ではありません.またアメリカには左利き専用の店もあり,カップ,時計,ナイフなど,ありとあらゆるものが手に入ります.
ここで,新しく英語になりつつある単語をご紹介しましょう.それは“going postal”という表現で,最近急激に新聞や雑誌などで目にするようになりました.これはアメリカの新聞等を常日頃からお読みになっていない方には分かりにくいと思いますが,5年ほど昔に起きたある事件が原因になっています.それは当時全米のあちこちの都市で郵便局員が職場における過大なストレスのせいで上司や同僚を殺害するという事件が頻発したことがありました.それが元になり,ストレスのせいで凶暴な行動に及ぶことを“going postal”と言うようになったわけです.
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