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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科53巻3号

1999年03月発行

症例報告

Nodular plexiform neurofibromaが多発したRecklinghausen病の1例

著者: 孫正義1 小野寺裕美1 萩原優子1 間山諭1 松田真弓1 赤坂俊英1

所属機関: 1岩手医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.234 - P.236

文献概要

 17歳,男性のnodular plexiform neuro—fibromaが多発したRecklinghausen病の1例を報告した.幼小児期より躯幹に色素斑を認め,7歳頃より躯幹,四肢に多数の軽度圧痛を伴う皮下腫瘤が出現した.腫瘤の一部は神経の走行に一致して念珠状を呈している.ほとんどの皮下腫瘤の病理組織所見はplexiform neurofibromaであった.Cutaneous neurofibromaは2個のみで,脳脊髄内,深部末梢神経基部,左肺にも同腫瘍の存在が示唆されることから,自験例は新村の分類した神経腫瘍型R病に一致すると考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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