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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科53巻3号

1999年03月発行

文献概要

症例報告

HIV感染陽性者にみられた丘疹性梅毒疹の2例

著者: 石井則久1 杉田泰之1 西山貴郁1 中嶋弘1 星野英一2 伊東文行3

所属機関: 1横浜市立大学医学部皮膚科学教室 2星野医院 3日本医科大学附属第二病院皮膚科

ページ範囲:P.251 - P.253

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 HIV感染陽性者に観察された2期梅毒疹(丘疹性梅毒疹)について報告した.2症例とも手掌,足底などに皮疹を認め,血清検査でも高値を示した.ペニシリン内服で皮疹の消退を認めた.最近のHIV感染の感染源は本症例を含めてほとんどが性行為であった.そのため本症例のように他の性感染症を合併することも稀ならずみられる.性感染症を診察する場合には常にHIV感染を念頭におくべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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