患者 71歳,女性
初診 1995年5月1日
雑誌目次
臨床皮膚科53巻4号
1999年04月発行
雑誌目次
カラーアトラス
原著
A群β溶血性連鎖球菌による膿痂疹と接触者22名の保菌状況の調査
著者: 田中和佳子 , 佐藤俊樹 , 新澤みどり , 富田靖 , 飛田正子
ページ範囲:P.297 - P.301
症例1:17歳,男性.乳児期よりアトピー性皮膚炎.初診の1か月前から両下肢にびらん,痂皮が多発.症例2:17歳,男性.症例1の友人で同じ下宿に居住.4日前,症例1と共に刺青を入れた後に,刺青部の左上腕に膿,痂皮を生じ,症例1の7日後に初診.いずれも病巣部からStreptococcus pyogenes(A群β溶連菌,血清型T13)を分離し,症例1から2への感染と考えた.いずれもアンピシリンで治癒.Toxic shock-like syndromeの発症の可能性も考え,下宿の同居人,主治医,病院の同室者,患者の友人の計22人の保菌状況を調査したが,A群β溶連菌は検出されなかった.以上のことから,本菌は感染しにくく,院内感染の危険は少ないと判断された.
連載
Clinical Exercises・73—出題と解答
著者: 橋本隆
ページ範囲:P.301 - P.301
145
次の免疫組織化学に関する記述のうち正しいものはどれか.
①未分化腫瘍の組織診断にあたっては,まず,ケラチン,ビメンチン,LCA,S-100蛋白の4抗体による免疫組織化学染色を行うべきである.
Practical English for Busy Physicians・64
著者:
ページ範囲:P.374 - P.374
医療界に吹き荒れる嵐,新現代用語について
医学の世界も時代と共に完全な専門の世界よりももっとビジネス化してきており,それに伴って医者が使用する言葉にも変化が見られます.私が“rainmaker”というのを聞いたとき即座に雨乞いをする人のことだと思いました.アメリカでも日本のようにインディアンは時には雨乞いの儀式を行っています.しかし今日では全く別の意味で使われるようになりました,これは企業に顧客や契約をもたらす人間を指しており,通常は引退した政治家のようですが,他には研究所や病院に多額の寄付を行う患者も同じくrainmakerと呼ばれております.
私は先月号でご紹介しました“Japan Style Sheet”を楽しく読んでおりますが,まだ多くの優れた提案がなされています.例えば接尾辞を取り上げてみますと,日本語を話さない人間にはTodai Temple,Oita Prefecture,Minato Ward,Nihon Bridge,Yamanote Lineのほうが良いとされています.私にはMinato-ku,Nihon-Bashiのほうが自然ですが,Nihon-Bashi(Nihon Bridge)というふうにすれば皆に判り安いのではないでしょうかまた人名の表記については名字を先に表し,しかもそれをローマ字化してみてはどうかと提案しています.これはあくまでも個人の好みによりますが,IrieはIriye,OmaeはOhmae,ShizueはShidzueといったふうです.別のおもしろいものとして現在英語になってしまった日本語がaikidoに始まりzoriまで52語列記されています.私としましては更に“ichi-bam”や“hancho/班長”(これは主任や監督者という意味で一般的に使用されています),また“hashi”なども取り入れられても良いのではないかと思います.
今月の症例
尖圭コンジロームより診断したHIV感染者の1例
著者: 早川祐子 , 川瀬正昭 , 横井清 , 本田まりこ , 新村眞人
ページ範囲:P.303 - P.306
25歳,男性.陰茎亀頭部から肛囲にかけて多発する黒褐色小丘疹を主訴に来院した.組織は顆粒層の表皮細胞の核周囲に空胞化を認め,細胞の軽度の異型性,配列の乱れ,核の大小不同が一部に存在した.PCR法にてhuman papilloma virus 6型が検出され尖圭コンジロームと診断した.初診時,病変が肛囲に及び広範囲であること,頭部に脂漏性皮膚炎を認め,両側鼠径リンパ節腫脹を触知したため,human immunodeficiencv virus(HIV)感染を疑ったところ,CD4 510/mm3,CD4/8比0.4,抗HIV抗体512倍以上,Western blot法陽性であった.また梅毒の既往があり,ガラス板法1倍,TPHA 2,560倍であった.近年増加傾向にあるHIV感染症において,我々皮膚科医はそれに伴う皮膚病変を熟知し早期発見に努めるべきと考えた.
症例報告
連鎖球菌性膿痂疹および咽頭炎を合併したアトピー性皮膚炎の1例
著者: 椿原裕美 , 松本文昭 , 寄藤和彦 , 早川治
ページ範囲:P.308 - P.311
21歳,男性,アトピー性皮膚炎患者.発熱,咽頭痛と共に顔面,頭部に小膿疱,痂皮を伴うびらんが多発し,組織学的に表皮内膿疱形成を認めた.顔面の小膿疱内容および咽頭からA群連鎖球菌(T23型)を検出し,連鎖球菌性膿痂疹および咽頭炎の合併と診断した.ミノサイクリン(MINO)3週間内服でいったん皮疹は軽快するも,中止後膿痂疹の再燃がみられた.アンピシリン・クロキサシリン2週間追加内服後は再燃はみられなかった.最小発育阻止濃度(MIC)にて感受性のあったMINO投与を皮疹消退後も約2週間継続したにもかかわらず膿痂疹が再燃したため,同菌の最小殺菌濃度(MBC)を測定しMICとの比較を行った.ペニシリン系,セフェム系ではMICとMBCはほぼ一致し,良好な感受性を示した.エリスロマイシン,MINOはMICは良好でもMBCは高値を示した.溶血性連鎖球菌は静菌的抗菌剤では容易に発育阻止されるものの殺菌されずに残存するため,病的皮膚では残存する菌によって容易に膿痂疹の再発がみられるものと思われた.
齲歯,歯周囲炎の病巣感染による多形慢性痒疹の1例
著者: 森理 , 上田嘉乃 , 長治順子 , 清川千枝 , 橋本隆
ページ範囲:P.312 - P.313
69歳,男性.腰部,背部に痒疹を認め,歯牙に多数の金属を装着していたため,金属アレルギーによる痒疹を疑い金属シリーズのパッチテストを施行した.すべての被験金属に陽性反応を認めた.自己判断で歯科にてすべての金属を除去するも皮疹に変化はみられなかった.その後施行された齲歯の抜歯のたびに37℃台の発熱と皮疹の再燃がみられた.歯科治療終了後,皮疹はすべて消失した.再度パッチテストを施行するもすべての金属に陰性であった.以上より自験例を最終的に歯周囲炎および齲歯の病巣感染による多形慢性痒疹と診断した.
ダイエット実施中に両肩に生じた色素性痒疹の1例
著者: 竹内瑞恵 , 川口博史 , 中嶋弘
ページ範囲:P.315 - P.318
症例は22歳,女性.身長152cm,体重67kg.1997年3月頃より,食事制限によるダイエットを行ったところ,瘙痒を伴う紅色丘疹が出現した.ダイエット中止により皮疹は軽快したのでダイエットを再開したところ同様の皮疹が同部位に出現したため,同年7月当科を受診した.初診時,紅色丘疹と網状色素沈着が両肩に限局して認められた.尿中ケトン体は陽性であった.組織学的には表皮に細胞間浮腫と小円形細胞の軽度浸潤,真皮上層の血管周囲性に小円形細胞浸潤が認められた.以上より色素性痒疹と診断し,ミノサイクリンを内服させたところ軽快した.本例は,躯幹に典型的な皮疹を認めず,両肩にのみ皮疹を生じたこと,ダイエットにより皮疹が誘発されたことが特異であった.
肝障害を合併した塩酸メキシレチンによる薬疹
著者: 安田秀世 , 松原邦彦 , 宮内東光
ページ範囲:P.319 - P.321
56歳,女性.不整脈にて塩酸メキシレチン(メキシチール®)を内服し約1か月後より39℃台の発熱,肝障害を伴う全身性皮疹が出現した.臨床像,組織型より多形紅斑型薬疹と診断した.酢酸ベタメタゾン6mgの全身投与により治療開始後10日目頃より皮疹は軽快し,肝障害も改善傾向を示した.塩酸メキシレチンのパッチテストでは48時間で陽性反応を示し,その後のリンパ球幼若化試験でも陽性となった.メキシチール®は従来より心室性不整脈などの循環器疾患に使われてきた経口抗不整脈剤である.しかし近年,その薬理作用のため糖尿病性神経痛から帯状疱疹後神経痛に至るまでその適応範囲が拡大している.このような他科領域にその使用範囲が拡大する薬剤においては,今後その使用に更なる注意が必要であると思われた.
トラニラストが有効であった汎発型環状肉芽腫の1例
著者: 小川晃史 , 赤坂俊英
ページ範囲:P.324 - P.326
79歳,男性の胃癌手術後の化学療法終了後に汎発型環状肉芽腫を発症し,約2か月のトラニラスト内服でほぼ完全に皮疹が消退した1例を報告した.組織学的には,表皮直下から真皮網状層上部にかけて膠原線維の変性した類壊死巣と,その周囲に多核巨細胞を含む組織球,リンパ球,一部で核破壊を伴う多核白血球の浸潤を認めた.環状肉芽腫の病因は現在まで不明であるが,自験例は環状肉芽腫発症に細胞性免疫反応と液性免疫反応の両者が関与する可能性があること,また,その治療におけるトラニラストの可能性を示唆する意味で興味深い症例と考えられた.
不整形紅斑を伴ったリウマチ性多発筋痛症の1例
著者: 小野寺英恵 , 阿達直子 , 森康記 , 松田真弓 , 昆宰市 , 赤坂俊英 , 高橋弘明
ページ範囲:P.327 - P.329
79歳,男性.発熱と筋痛を伴うほぼ全身の不整形紅斑を主訴に受診した.組織学的には非特異的皮膚炎の像を呈し,血管炎の像は観察されなかった,抗核抗体は陽性を示したが,筋原性酵素の上昇はなく,皮膚筋炎は否定的だった.ベタメタゾン合剤の内服で不整形紅斑は消退したが,自覚症状の改善は全くみられなかった.臨床的にリウマチ性多発筋痛症と診断され,プレドニゾロン1日20mgの投与を行い,筋痛,四肢の浮腫は速やかに消退した.近年,リウマチ性多発筋痛症の報告は増加しているが,随伴する皮膚症状の記載は少なく,興味深い症例と考え,若干の文献的考察を加えて報告した.
亜急性皮膚エリテマトーデスの1例
著者: 小瀬川玄 , 及川東士 , 藤野裕美 , 小篠隆久 , 萩原優子 , 松田真弓 , 赤坂俊英 , 前田正彦
ページ範囲:P.330 - P.332
47歳,女性.関節痛,Raynaud症状,全身倦怠感などの全身症状と顔面,躯幹,両上肢の辺縁が軽度隆起した浮腫性紅斑,耳介,足の凍瘡様紅斑を認め,病理組織所見で,表皮萎縮,基底層の液状変性,真皮浅層から皮下脂肪織にかけて血管および付属器周囲にリンパ球浸潤を認めた.Lupus band test陰性.抗SS-A・抗SS-B抗体陰性.ARAの全身性エリテマトーデス診断基準では顔面紅斑,関節炎,白血球減少,抗核抗体陽性の4項目を満たす.自験例は環状紅斑を主体に多彩な紅斑がみられたが,全身症状が軽度で,病理組織所見,血液検査所見より亜急性皮膚エリテマトーデスに一致すると考えた.
橋本病を合併した亜急性皮膚エリテマトーデスの1例
著者: 須崎康敬 , 中北隆
ページ範囲:P.333 - P.335
症例は23歳,女性.初診の5か月前より両頬部を中心に紅斑が出現し,一部環状を呈し徐々に拡大した.全身状態は良好であり,皮疹の分布,形態,検査所見より,Sontheimerらの提唱したsubacute cutaneous lupus erythematosus(annular-polycyclic type)と診断した.一方,前頸部に甲状腺腫が触知され,サイロイドテスト,マイクロゾームテスト陽性,穿刺吸引細胞診にて濾胞上皮に多数のリンパ球浸潤を認め,橋本病の合併も認められた.
脳梗塞を認めた抗リン脂質抗体症候群と全身性エリテマトーデスの合併例
著者: 山本由美 , 石黒直子 , 川島眞 , 竹内恵 , 内山真一郎
ページ範囲:P.337 - P.340
抗リン脂質抗体症候群と全身性エリテマトーデス(SLE)の合併例を報告した.症例は26歳,女性.頬部の紅斑,頭痛,発熱,全身倦怠感を主訴に来院した.白血球減少,抗核抗体640倍,梅毒反応生物学的偽陽性を認めた.また,抗カルジオリピンIgG,IgM抗体陽性,β-TG,PF4,TATが上昇し,血小板,凝固系の活性化所見がみられ,MRIで左島と左頭頂・後頭部白質に微小梗塞が認められた.プレドニゾロン30mg/日とワーファリン®5mg/日を併用し,皮疹,頭痛共に軽快した.SLE患者で抗リン脂質抗体陽性例では,積極的に頭部MRIの検索を行い,血小板,凝國系の活性化所見を認める症例では抗血栓療法が必要と考えられた.
丹毒様紅斑を併発した痂皮性膿痂疹
著者: 西嶋攝子
ページ範囲:P.342 - P.344
顔面,頭部,頸部に生じた溶連菌性痂皮性膿痂疹に丹毒様紅斑を併発した45歳,女性例を報告した.患者は15,6歳頃よりアトピー性皮膚炎であったが,最近は小康状態であった.痂皮から化膿連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)と黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)が分離され,発熱,頸部リンパ節腫脹,白血球数増加,CRP強陽性を認めたが,ASK値,ASLO値は正常範囲内の変動であった.皮疹および全身症状は抗生物質の全身投与によりすみやかに改善した.丹毒は痂皮性膿痂疹と同様S.pyogenesを原因菌とする感染症であるが,その臨床像はかなり異なっている.その臨床発現の相違は,患者自身のある種の過敏性によるものかもしれない.
Mycobacterium fortuitumによる皮膚非定型抗酸菌症の1例
著者: 今倉樹里子 , 大類聡明 , 松島弘典 , 松浦千華
ページ範囲:P.345 - P.347
88歳,男性.右手背から前腕に生じた紅色調で嚢腫を伴う局面を主訴に当科を受診した.病理組織では真皮内に膿瘍,多核巨細胞を混じ,中心壊死を伴わない類上皮細胞性肉芽腫を認めた.抗酸菌培養でMycobacterium fortuitumが分離された.通常量以下のセフジニル(CFDN)とレボフロキサシン(LVFX)の内服のみで治療し,急速な病変の縮小を認めたが,治療中に老衰死した.本症の発症には防御機構の破綻が関与するとされているが,本例においては高齢・外傷と,全身・局所のバリアが共に破綻しており,このため,巨大な病変となったものと考えられた.本症に対しては塩酸ミノサククリン(MINO)を中心とした抗菌剤の全身投与が行われているが,反応は良好とは言えず外科的切除が追加されることが多い.近年,非定型抗酸菌に対するニューキノロン系抗生剤の感受性が高いことが報告され,有効とする報告も増えているが,いまだに第1選択はMINOといわれている.本疾患の第1選択薬について再考の必要があると考える.
陰嚢石灰沈着症の1例
著者: 菊池敏郎 , 伊東英里 , 小林衣子
ページ範囲:P.348 - P.350
28歳男性の多発性陰嚢石灰沈着症を報告した.組織学的には真皮内に大小の境界明瞭な類円形の石灰沈着を認め,その周辺は,ほとんどが被膜を認めなかったが,いくつかの石灰沈着物の周辺をよく観察すると周囲にわずかに抗ケラチン抗体陽性の上皮性成分を残す部分が見られ,多発性陰嚢嚢腫が二次的に石灰沈着症に移行しうる可能性が示唆された.
右肩甲部に生じた巨大石灰化上皮腫
著者: 知識稔 , 伊藤嘉恭 , 渡辺泰弘 , 多島新吾 , 石橋明
ページ範囲:P.352 - P.354
25歳女性の右肩甲部に生じた巨大石灰化上皮腫を報告した.約2年前に,右肩甲部結節が出現し,徐々に増大してきたため当科を受診した.右肩甲部に,11×10×4cm大の表面平滑で暗赤色の腫瘤が認められた.自潰した部位から粥状物質および膿が圧出され,悪臭を放っていた.MRI T1強調画像では,腫瘍部位に一致してlow intensity像が見られ,その深さは皮下脂肪層内にとどまっていた.全切除し,皮弁形成術を施行した.組織は良性の石灰化上皮腫の所見であった.本邦において,長径が10cm以上の石灰化上皮腫の報告は少なく,自験例も短期間に巨大化した特異な症例であると考えた.
99mTc DTPAが腫瘍シンチグラフィとして有用であった背部巨大神経線維腫の1例
著者: 柴﨑嘉子 , 中嶋邦之 , 勝浦純子 , 中川俊文 , 高岩堯
ページ範囲:P.356 - P.358
61歳の女性の背部に巨大な神経線維腫がみられた.同部に巨大な褐色斑を,腰部に2個のカフェ・オ・レ斑を伴いRecklinghausen病を疑ったが診断基準を満たさなかった.また,神経線維腫に99mTc DTPA(diethylenetriamine penta-acetic acid)が集積するという報告をもとに自験例にもシンチグラフィを施行した.その結果,腫瘤のみられた背部と腰部に加えて,外見上および触診上皮疹のない両側大腿部にも集積を認めた.自験例のような巨大な神経線維腫は本邦において稀であり,また99mTc DTPAは神経線維腫の腫瘍シンチグラフィとして有用と考えたので報告した.
Pseudoepitheliomatous hyperplasiaを伴った舌縁の顆粒細胞腫
著者: 岡田裕之 , 大西誉光 , 渡辺晋一
ページ範囲:P.360 - P.362
15歳,女児.10歳頃から右舌縁に結節が出現.現症は右舌縁の小豆大で淡紅色調の乳頭腫状結節.HE染色では,粘膜上皮の乳頭腫状の増生とその下方の真皮内に好酸性の顆粒を有する類円形ないし不正形の腫瘍細胞の増殖を認めた.真皮内の腫瘍細胞はS−100蛋白陽性,NSE陽性で,デスミンは陰性であった.以上の所見より真皮内の腫瘍をgranular cell tumor,また上皮の乳頭腫状の増殖を,pseudoepitheliomatoushyperplasia(以下PEH)と診断した.各種抗ケラチン抗体を用いた免疫組織化学染色では,PEHがAE1により正常粘膜より強い染色性を示したのに対し,MNF116やRCK102では正常粘膜より弱い染色性を示した.PEHでは過増殖状態のマーカーであるCK6/16,17が多量に発現され,相対的にCK5/14,15が減少していることが推察された.
多彩な色調を呈した色素性エクリン汗孔腫の1例
著者: 竹内常道 , 米本広明 , 戸沢孝之 , 上出良一 , 新村眞人
ページ範囲:P.364 - P.366
多彩な色素沈着がまだらに分布した色素性エクリン汗孔腫の1例を報告した.症例は44歳,男性.直径約15mmの有茎性腫瘤を左頭頂部に認め,色調が灰青色ないし黒褐色斑と多彩で不規則に混在する色素斑を呈した.このまだらな色素沈着は,腫瘍の一部にのみ分布するメラニンによるものと考えられた.色素性エクリン汗孔腫の色調は自験例のごとく不均一なことがあるが,悪性腫瘍との肉眼的な鑑別や切除範囲の決定に苦慮する場合には慎重に術中迅速診断で対応する必要がある.
神経線維腫症1患者に合併した胸腔内malignant peripheral nerve sheath tumorの1例
著者: 小松崎眞 , 井上奈津彦 , 本田まりこ , 上出良一 , 新村眞人 , 秋葉直志
ページ範囲:P.367 - P.369
右上腕から側胸部の強い啓痛がきっかけで発見された,神経線維腫症1患者に合併した胸腔内malignant peripheral nerve sheath tumorの1例を報告した.神経線維腫症1の患者が打撲などの明らかな原因がないにもかかわらず強い疼痛を訴えた場合,深在性のmalignant peripheral nerve sheath tumorを合併している可能性も考慮して精査する必要がある.腫瘍細胞の一部はS100蛋白α鎖,neuron-specific enolase(NSE)が陽性であった.血清NSE値が15ng/mlと高値で,腫瘤摘出後には正常値となったことから,血清NSE高値はmalignant peripheral nerve sheath tumor由来と考えられた.
帯状疱疹様外観を呈した乳癌の皮膚転移例
著者: 谷口彰治 , 幸野健
ページ範囲:P.371 - P.373
62歳,女性.初診の8年前に右乳癌の手術および放射線照射療法が施行された.約3週間前より左側Th4領域に疼痛を伴う紅斑および小水疱が出現した.帯状疱疹の診断にて経口アシクロビル4,000mg/日を10日間受けるも改善しないため精査目的にて来院した.生検の結果,乳癌の皮膚転移と診断された.乳癌を原発巣とする皮膚転移は,臨床的に結節,潰瘍,丹毒様ないし鎧状の像を呈することが多く,帯状疱疹様の分布を示すことは稀である.しかし難治性の場合はその可能性も念頭に置き,生検あるいは細胞診を積極的に行うべきであると考える.
治療
結節性硬化症に伴う巨大な血管線維腫の高周波手術による治療
著者: 水野尚 , 吉仲真 , 小林裕子 , 一山伸一 , 安瀬正紀 , 中嶋弘
ページ範囲:P.375 - P.378
28歳,男性.幼少時から知的障害,てんかん発作があり結節性硬化症と診断されていた.5歳頃から顔面に小結節が出現し徐々に拡大した.1996年当科受診時には径10mm以下の赤褐色小結節が集簇しカリフラワー様の外観を呈していた.結節性硬化症に伴う血管線維腫と診断し,全身麻酔下で,ループ電極を用いた高周波手術を行い,良好な結果を得た.顔面血管線維腫は結節性硬化症の約90%に認められるが,本例のように異常に増殖することは稀である.顔面血管線維腫の治療法としては冷凍凝固術,レーザー療法,剥削切除(shave excision)と削皮術(derma-brasion)の併用などが報告されている.今回我々が行った高周波手術はシャープな切れ味を有し,微細な操作が可能で,1回の1時間以内の処置で終了したことから,本例のような高度の血管線維腫には試みるべき治療法と思われた.
基本情報
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40巻4号(1986年4月発行)
40巻3号(1986年3月発行)
40巻2号(1986年2月発行)
40巻1号(1986年1月発行)
39巻12号(1985年12月発行)
39巻11号(1985年11月発行)
39巻10号(1985年10月発行)
39巻9号(1985年9月発行)
39巻8号(1985年8月発行)
39巻7号(1985年7月発行)
39巻6号(1985年6月発行)
39巻5号(1985年5月発行)
39巻4号(1985年4月発行)
39巻3号(1985年3月発行)
39巻2号(1985年2月発行)
39巻1号(1985年1月発行)
38巻12号(1984年12月発行)
38巻11号(1984年11月発行)
38巻10号(1984年10月発行)
38巻9号(1984年9月発行)
38巻8号(1984年8月発行)
38巻7号(1984年7月発行)
38巻6号(1984年6月発行)
38巻5号(1984年5月発行)
38巻4号(1984年4月発行)
38巻3号(1984年3月発行)
38巻2号(1984年2月発行)
38巻1号(1984年1月発行)
37巻12号(1983年12月発行)
37巻11号(1983年11月発行)
37巻10号(1983年10月発行)
37巻9号(1983年9月発行)
37巻8号(1983年8月発行)
37巻7号(1983年7月発行)
37巻6号(1983年6月発行)
37巻5号(1983年5月発行)
37巻4号(1983年4月発行)
37巻3号(1983年3月発行)
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36巻12号(1982年12月発行)
36巻11号(1982年11月発行)
36巻10号(1982年10月発行)
36巻9号(1982年9月発行)
36巻8号(1982年8月発行)
36巻7号(1982年7月発行)
36巻6号(1982年6月発行)
36巻5号(1982年5月発行)
36巻4号(1982年4月発行)
36巻3号(1982年3月発行)
36巻2号(1982年2月発行)
36巻1号(1982年1月発行)
35巻12号(1981年12月発行)
35巻11号(1981年11月発行)
35巻10号(1981年10月発行)
35巻9号(1981年9月発行)
35巻8号(1981年8月発行)
35巻7号(1981年7月発行)
35巻6号(1981年6月発行)
35巻5号(1981年5月発行)
35巻4号(1981年4月発行)
35巻3号(1981年3月発行)
35巻2号(1981年2月発行)
35巻1号(1981年1月発行)
34巻12号(1980年12月発行)
34巻11号(1980年11月発行)
34巻10号(1980年10月発行)
34巻9号(1980年9月発行)
34巻8号(1980年8月発行)
34巻7号(1980年7月発行)
34巻6号(1980年6月発行)
34巻5号(1980年5月発行)
34巻4号(1980年4月発行)
34巻3号(1980年3月発行)
34巻2号(1980年2月発行)
34巻1号(1980年1月発行)
33巻12号(1979年12月発行)
33巻11号(1979年11月発行)
33巻10号(1979年10月発行)
33巻9号(1979年9月発行)
33巻8号(1979年8月発行)
33巻7号(1979年7月発行)
33巻6号(1979年6月発行)
33巻5号(1979年5月発行)
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33巻3号(1979年3月発行)
33巻2号(1979年2月発行)
33巻1号(1979年1月発行)
32巻12号(1978年12月発行)
32巻11号(1978年11月発行)
32巻10号(1978年10月発行)
32巻9号(1978年9月発行)
32巻8号(1978年8月発行)
32巻7号(1978年7月発行)
32巻6号(1978年6月発行)
32巻5号(1978年5月発行)
32巻4号(1978年4月発行)
32巻3号(1978年3月発行)
32巻2号(1978年2月発行)
32巻1号(1978年1月発行)
31巻12号(1977年12月発行)
31巻11号(1977年11月発行)
31巻10号(1977年10月発行)
31巻9号(1977年9月発行)
31巻8号(1977年8月発行)
31巻7号(1977年7月発行)
31巻6号(1977年6月発行)
31巻5号(1977年5月発行)
31巻4号(1977年4月発行)
31巻3号(1977年3月発行)
31巻2号(1977年2月発行)
31巻1号(1977年1月発行)
30巻12号(1976年12月発行)
30巻11号(1976年11月発行)
30巻10号(1976年10月発行)
30巻9号(1976年9月発行)
30巻8号(1976年8月発行)
30巻7号(1976年7月発行)
30巻6号(1976年6月発行)
30巻5号(1976年5月発行)
30巻4号(1976年4月発行)
30巻3号(1976年3月発行)
30巻2号(1976年2月発行)
30巻1号(1976年1月発行)
29巻12号(1975年12月発行)
29巻11号(1975年11月発行)
29巻10号(1975年10月発行)
29巻9号(1975年9月発行)
29巻8号(1975年8月発行)
29巻7号(1975年7月発行)
29巻6号(1975年6月発行)
29巻5号(1975年5月発行)
29巻4号(1975年4月発行)
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29巻2号(1975年2月発行)
29巻1号(1975年1月発行)
28巻12号(1974年12月発行)
28巻11号(1974年11月発行)
28巻10号(1974年10月発行)
28巻8号(1974年8月発行)
28巻7号(1974年7月発行)
28巻6号(1974年6月発行)
28巻5号(1974年5月発行)
28巻4号(1974年4月発行)
28巻3号(1974年3月発行)
28巻2号(1974年2月発行)
28巻1号(1974年1月発行)
27巻12号(1973年12月発行)
27巻11号(1973年11月発行)
27巻10号(1973年10月発行)
27巻9号(1973年9月発行)
27巻8号(1973年8月発行)
27巻7号(1973年7月発行)
27巻6号(1973年6月発行)
27巻5号(1973年5月発行)
27巻4号(1973年4月発行)
27巻3号(1973年3月発行)
27巻2号(1973年2月発行)
27巻1号(1973年1月発行)
26巻12号(1972年12月発行)
26巻11号(1972年11月発行)
26巻10号(1972年10月発行)
26巻9号(1972年9月発行)
26巻8号(1972年8月発行)
26巻7号(1972年7月発行)
26巻6号(1972年6月発行)
26巻5号(1972年5月発行)
26巻4号(1972年4月発行)
26巻3号(1972年3月発行)
26巻2号(1972年2月発行)
26巻1号(1972年1月発行)
25巻13号(1971年12月発行)
特集 小児の皮膚疾患
25巻12号(1971年12月発行)
25巻11号(1971年11月発行)
25巻10号(1971年10月発行)
25巻9号(1971年9月発行)
25巻8号(1971年8月発行)
25巻7号(1971年7月発行)
特集 基底膜
25巻6号(1971年6月発行)
25巻5号(1971年5月発行)
25巻4号(1971年4月発行)
25巻3号(1971年3月発行)
25巻2号(1971年2月発行)
25巻1号(1971年1月発行)
24巻12号(1970年12月発行)
24巻11号(1970年11月発行)
24巻10号(1970年10月発行)
24巻9号(1970年9月発行)
24巻8号(1970年8月発行)
24巻7号(1970年7月発行)
24巻6号(1970年6月発行)
24巻5号(1970年5月発行)
24巻4号(1970年4月発行)
24巻3号(1970年3月発行)
24巻2号(1970年2月発行)
24巻1号(1970年1月発行)
23巻12号(1969年12月発行)
23巻11号(1969年11月発行)
23巻10号(1969年10月発行)
23巻9号(1969年9月発行)
23巻8号(1969年8月発行)
23巻7号(1969年7月発行)
23巻6号(1969年6月発行)
23巻5号(1969年5月発行)
23巻4号(1969年4月発行)
23巻3号(1969年3月発行)
23巻2号(1969年2月発行)
23巻1号(1969年1月発行)