icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科53巻5号

1999年04月発行

文献概要

特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1999 3 新しい検査法と診断法

RT-PCR法による皮膚悪性腫瘍リンパ節転移の検出

著者: 市來善郎1 神谷美知代1 北島康雄1

所属機関: 1岐阜大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.91 - P.93

文献購入ページに移動
 近年,PCR(polymerase chain reaction)法をはじめとした分子生物学的手法が遺伝性疾患,感染症および癌の診断に広く用いられるようになった.乳癌や大腸癌においては,癌細胞では発現しているが正常細胞では発現していないmRNAを増幅させるRT-PCR法によって,従来の組織検査に優る微小リンパ節転移検出率が報告されている.最近皮膚悪性腫瘍でも,ケラチン19をマーカーとしたRT-PCR法によるリンパ節転移検出の有用性が報告されたのでその概略を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?