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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科53巻6号

1999年05月発行

文献概要

症例報告

シクロスポリンとプレドニゾロンの併用投与が奏効した成人Still病の1例

著者: 中島英貴1 池田政身1 池田光徳1 山本康生1 小玉肇1

所属機関: 1高知医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.416 - P.418

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 67歳,女性.39℃の発熱と上肢,体幹,掌蹠の紅斑を主症状とし,フェリチン高値,CD 4/CD 8の著明な低下が認められた.成人Still病と診断し,プレドニゾロン50mg/日投与を行うも無効で,シクロスポリン5mg/kg/日の併用が著効した.シクロスポリン単独投与では再燃したため,現在は両者の少量併用投与を行っている.コントロールが困難な成人Still病では,シクロスポリンは投与する価値がある薬剤と考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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