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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科53巻7号

1999年06月発行

症例報告

潜在性光線過敏症を伴った亜急性皮膚エリテマトーデスの1例

著者: 山田亜希子1 篠田京香1 斉藤和哉1 近藤靖児1 嵯峨賢次1 横山秀雄2 神保孝一1

所属機関: 1札幌医科大学医学部皮膚科学教室 2朝里病院内科

ページ範囲:P.514 - P.516

文献概要

 32歳,女性.初診の約半年前より右上腕に落屑を伴った浮腫性紅斑性局面が出現し,その後左上腕,両大腿にも皮疹が出現した.病理組織像では表皮萎縮と基底層の液状変性,真皮および付属器周囲性の密なリンパ球浸潤を認めた.Lupus band testは陰性であった.抗核抗体陰性,抗SS-A・SS-B抗体陰性.初診時は皮膚症状のみであったが,経過中全身倦怠感,発熱,関節痛等の全身症状が出現した.またUVB大量照射にてLEの皮疹の誘発をみた.慢性円板状エリテマトーデスおよび全身性エリテマトーデスの皮疹との異同につき考察した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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