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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科53巻7号

1999年06月発行

症例報告

両側肘窩の採血部位に生じた皮膚サルコイドの1例

著者: 小林昌和1 永尾圭介1 松本博子1 杉浦丹1

所属機関: 1清水市立病院皮膚科

ページ範囲:P.526 - P.528

文献概要

 肘窩の採血部位に生じた紅色結節の組織より,サルコイドーシスと診断した58歳女性例を報告した.6年前より採血,点滴部位に一致して紅色結節が出現しては自然消退していた.組織は非乾酪性類上皮細胞肉芽腫であった.皮膚生検にてサルコイドーシスを疑い経気管支的肺生検(TBLB)を施行した.TBLBで肺組織でも非乾酪性類上皮細胞肉芽腫を認め,サルコイドーシスと診断した.採血部位に一致して皮膚サルコイドが出現することは稀で興味深い症例と思われ報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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