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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科53巻7号

1999年06月発行

症例報告

ヒト乳頭腫ウイルス16型DNAが検出されたbowenoid papulosisの1例

著者: 安藤浩一1 安立あゆみ2

所属機関: 1名古屋第一赤十字病院皮膚科 2名古屋大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.545 - P.547

文献概要

 34歳,男性.初診の6か月前より陰茎の皮疹に気づいた.近医にて細菌あるいは単純ヘルペスの感染によるものを疑われ抗生物質,アシクロビルの投与を受けたが効果なく来院した.冠状溝を中心に17×10mmの褐色局面と周囲に同色の小丘疹を数個認めた.生検にてBowen病様組織像を認めた.抗ヒト乳頭腫ウイルス抗体による酵素抗体法は陰性であったが,PCR逆相ハイブリッド法によりHPV−16型DNAを検出した.電気焼灼術にて治療を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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