文献詳細
症例報告
文献概要
58歳,男性.掌蹠小陥凹,多発性顎嚢胞に加え,多発性基底細胞上皮腫,多発性上皮嚢腫が認められ,基底細胞母斑症候群と診断した.家族歴として,母親は破壊型基底細胞上皮腫のため70歳時死亡,姉は掌蹠小陥凹,多発性顎嚢胞,両眼隔難を認め基底細胞母斑症候群と当科で診断されている.自験例では多発する表皮嚢腫が特徴的で,過去の報告からも本症候群の診断上価値がある所見である可能性が示唆された.
掲載誌情報
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