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症例報告
基底細胞母斑症候群の1例
著者: 山田佐知子1 木花いづみ1
所属機関: 1平塚市民病院皮膚科
ページ範囲:P.761 - P.763
文献購入ページに移動 58歳,男性.掌蹠小陥凹,多発性顎嚢胞に加え,多発性基底細胞上皮腫,多発性上皮嚢腫が認められ,基底細胞母斑症候群と診断した.家族歴として,母親は破壊型基底細胞上皮腫のため70歳時死亡,姉は掌蹠小陥凹,多発性顎嚢胞,両眼隔難を認め基底細胞母斑症候群と当科で診断されている.自験例では多発する表皮嚢腫が特徴的で,過去の報告からも本症候群の診断上価値がある所見である可能性が示唆された.
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