icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科53巻9号

1999年08月発行

症例報告

Intravascular papillary endothelial hyperplasiaの2例

著者: 小芦雄介1 西村正広1 辻卓夫1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.764 - P.766

文献概要

 症例1,58歳,男性.約6か月前から左膝窩に径5×4mm大の境界明瞭な暗赤色の丘疹を認めた.病理組織学的所見は真皮上層から中層にかけて,多数の拡張した毛細血管と小静脈があり,その中の一つの血管は拡張し,内腔に血栓を認めるほか,内腔に向かって内皮細胞が乳頭状に増殖していた.症例2,68歳,女性.約2週間前から左足底に径8mm大の皮下結節を認めた.病理組織学的所見は皮下に拡張した血管を認め,その内腔には血栓を入れている。この内腔に向かって内皮細胞が乳頭状に増殖している.以上の所見より2例ともintravascular papillary endothe—lial hyperplasiaと診断した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら