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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科54巻1号

2000年01月発行

症例報告

ホタルイカ生食後に生じた旋尾線虫幼虫によるcreeping eruptionの1例

著者: 高橋毅法1 日野治子1 安藤勝彦2

所属機関: 1関東中央病院皮膚科 2三重大学医学部医動物学教室

ページ範囲:P.18 - P.20

文献概要

 71歳,男性.初診の1週間前,臍の直上に瘙痒を伴う線状の紅斑に気づき,前日より右腹部に新たな線状紅斑が生じた.生検による組織検査で虫体が検出され,その形態から顎口虫以外の旋尾線虫と診断された.感染はホタルイカの生食によると考えられる.生検後,皮疹は消失し再発を認めない.感染源となり得るホタルイカの処理条件など,最近の研究を含めた文献的考察を加えて報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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