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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科54巻1号

2000年01月発行

症例報告

多毛,斑状強皮症,Sjögren症候群を合併した原発性胆汁性肝硬変の1例

著者: 斎藤昌孝1 木村佳史1 木花いづみ1 荻原通2 栗原誠一3

所属機関: 1平塚市民病院皮膚科 2平塚市民病院内科 3湘南皮膚科

ページ範囲:P.34 - P.36

文献概要

 症例は47歳,女性.約5年前より顔面,躯幹を中心に多毛が見られ,頸部には両側性に斑状強皮症を認めた.多毛の原因検索中に胆道系酵素の上昇,抗ミトコンドリア抗体陽性,肝脾厘を認めたため,原発性胆汁性肝硬変と診断した.また,シルマー試験,ローズベンガル試験,唾液腺シンチグラフィーの結果からSjögren症候群の合併も判明した.多毛の原因は不明であるが,ウルソデスオキシコール酸の内服で軽快傾向にあり,原発性胆汁性肝硬変との関連が示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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