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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科54巻11号

2000年10月発行

症例報告

疱疹状天疱瘡の1例

著者: 森田美保子1 四方田まり1 西岡昭二1 森理1 天谷雅行2 橋本隆1

所属機関: 1久留米大学医学部皮膚科学教室 2慶應義塾大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.893 - P.895

文献概要

 72歳,女性.躯幹を中心に環状紅斑が生じ,病理組織学的に角層下表皮内水疱と好酸球性海綿状態を示し,蛍光抗体直接法にて表皮細胞間にIgGの沈着を認めた.疱疹状天疱瘡と診断し治療を開始した.ジアフェニルスルホン内服にて皮疹は軽快傾向を示したが好酸球増多症を認めたため中止し,その後プレドニゾロン内服が著効した.免疫プロット法およびELISA法による抗原解析では,デスモグレイン1に対するIgG抗体のみが検出された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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