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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科54巻12号

2000年11月発行

文献概要

原著

帯状疱疹後にみられた蕁麻疹の臨床的検討

著者: 角田孝彦1 水芦政人1 渡邉昌彦1 井口牧子1 馬目英明1 出口雅敏1

所属機関: 1山形市立病院済生館皮膚科

ページ範囲:P.953 - P.955

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 当科で経験した帯状疱疹後の蕁麻珍13例を報告した.帯状疱疹は,入院例および帯状疱疹後神経痛例が約半数を占めた.蕁麻疹の出現は,帯状疱疹の発症後1週から2週未満が3例,2週以上1か月未満6例,1か月以上2か月未満が4例であった.蕁麻疹が数日で軽快したのは3例,10日から20日で軽快したのは4例,1か月以上続いたのは6例であった.原因として食物や薬剤の関与は否定的で,帯状疱疹と関連の強い蕁麻疹と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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