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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科54巻12号

2000年11月発行

文献概要

症例報告

足に生じた神経鞘腫の2例

著者: 太田美幸1 岡本玲子1 三石剛1 川島眞1 黒瀬信行2

所属機関: 1東京女子医科大学皮膚科学教室 2JR東京総合病院皮膚科

ページ範囲:P.1007 - P.1009

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 足に生じ,特異な臨床像を呈した神経鞘腫の2例を報告した.症例1;38歳,男性.約20年前より右足内踝下方に小結節が出現し,徐々に増大した.20×20×13mmの表面平滑で弾性硬の有茎性の常色結節を認めた.症例2;62歳,男性.約15年前に左第5趾腹に結節が出現し,緩徐に増大した.45×25×21mmの表面平滑で弾性軟な広基性の常色結節を認めた.病理組織学的には2例とも,好酸性の胞体を持った類円形ないし紡錘形のSchwann細胞の増殖からなり,Antoni A型の像がみられ,異型性はなく,核分裂像も認められなかった.症例2ではVerocay bodyの集塊像が認められた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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