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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科54巻12号

2000年11月発行

文献概要

治療

遊離植皮術と鼻翼形成術により治療したrhinophymaの1例

著者: 舘下亨1 小野一郎1 金子史男1

所属機関: 1福島県立医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.1028 - P.1030

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 症例は46歳,男性.30年ほど前より鼻尖部に紅斑が生じ,次第に鼻部が腫瘤性に肥大し,徐々に外鼻全体が増大してきた.さらに毛孔の開大および角栓がみられ,表面が凹凸不正になってきた.鼻瘤の診断のもとに全身麻酔下に肥大部を全層切除し,胸部からの厚めの分層植皮術を施行した.また,鼻孔が拡大していたため両側の鼻翼の外側部で全層にわたり約3mm幅で模形に組織を切除して全体の形状を整えた.組織学的には脂腺増生と毛細血管拡張,その周囲の慢性炎症性細胞浸潤が認められた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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