icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科54巻13号

2000年12月発行

文献概要

症例報告

爪下外骨腫の2例

著者: 後藤八恵1 田村敦志1 石川治1

所属機関: 1群馬大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.1100 - P.1102

文献購入ページに移動
 11歳男児の右第4趾および18歳女性の右第2趾に生じた爪下外骨腫の2例を報告した.発症時期はそれぞれ初診の1年前,9年前であった.いずれも外科的に摘出した.組織学的所見より,症例1は骨軟骨腫型の爪下外骨腫,症例2は線維性骨化型,別名外骨腫型の爪下外骨腫と診断した.爪下外骨腫は若年者の外的刺激を受けやすい指趾に生じやすく,組織型の違いは外的刺激の継続期間に関連すると考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?