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症例報告
食物依存性運動誘発アナフィラキシーの1例
著者: 斎藤京1 甲斐美咲1
所属機関: 1佐野厚生総合病院皮膚科
ページ範囲:P.118 - P.120
文献購入ページに移動 17歳,男性.夕食後の運動中に紅斑,腫脹,悪心を発症した.食物依存性運動誘発アナフィラキシーを疑い精査し,カニ摂取+運動負荷により症状が誘発され同症と診断した.原因をトロポミオシンと考え甲殻類の摂取禁止を指導したがエビ摂取後の入浴により再発した.本症は再現性が低く不明な点も多いため指導が難しいが,疑わしき食物は完全に摂取禁止とし,アレルギーカード使用や家族へも同時に指導するなど再発防止に細心の配慮を要すると痛感した.
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