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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科54巻2号

2000年02月発行

文献概要

症例報告

食物依存性運動誘発アナフィラキシーの1例

著者: 斎藤京1 甲斐美咲1

所属機関: 1佐野厚生総合病院皮膚科

ページ範囲:P.118 - P.120

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 17歳,男性.夕食後の運動中に紅斑,腫脹,悪心を発症した.食物依存性運動誘発アナフィラキシーを疑い精査し,カニ摂取+運動負荷により症状が誘発され同症と診断した.原因をトロポミオシンと考え甲殻類の摂取禁止を指導したがエビ摂取後の入浴により再発した.本症は再現性が低く不明な点も多いため指導が難しいが,疑わしき食物は完全に摂取禁止とし,アレルギーカード使用や家族へも同時に指導するなど再発防止に細心の配慮を要すると痛感した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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