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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科54巻2号

2000年02月発行

文献概要

症例報告

自傷性紫斑の1小児例

著者: 松葉祥一1 多田久里守2 五十嵐淳2 藤原サチ2 大友義之2 金子一成2 山城雄一郎2 小川秀興1

所属機関: 1順天堂大学医学部皮膚科学教室 2順天堂大学医学部小児科学教室

ページ範囲:P.122 - P.124

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 10歳,男児.四肢の疼痛を伴う紫斑を主訴に来院した.血液,凝固検査などに異常なく,生検組織では,赤血球の漏出のみで,血管炎は認めなかった.入院中の患児の行動,母親への問診などにより,自傷性紫斑と診断した.最近の小児をとりまく家庭環境の多様化,複雑化を反映して自験例のような症例が増加することも十分予測されるので若干の考察を加え報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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