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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科54巻2号

2000年02月発行

文献概要

症例報告

直腸肛門部悪性黒色腫の1例

著者: 渡辺洋1 鈴木利明1 田上八朗2

所属機関: 1米沢市立病院皮膚科 2東北大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.176 - P.178

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 肛門管原発悪性黒色腫は全悪性黒色腫の約4.6%を占めると言われる.また,進行しないと症状が発現しにくく転移が早期に起こることから,5年生存率は約18.7%と予後は極めて悪い.今回,我々は鼠径部リンパ節転移を初発症状として発見された64歳男性の肛門管原発悪性黒色腫の1例を経験した.鼠径部に悪性黒色腫と考えられる腫瘤が見られた場合は,皮膚原発だけではなく,肛門管原発の可能性も考え検索すべきと考え,報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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