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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科54巻3号

2000年03月発行

文献概要

症例報告

増殖性狼瘡(lupus tumidus)の1例

著者: 草刈良之1 相場節也1 田上八朗1 加藤泰三2 熊坂久美子3

所属機関: 1東北大学医学部皮膚科学教室 2東北厚生年金病院皮膚科 3熊坂皮膚科クリニック

ページ範囲:P.242 - P.244

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 64歳,男性.約15年前に右肘窩に紅色結節が出現し,徐々に増大してきた.初診時右肘窩に最大径1.3cmの淡紅色結節が3か所あり,1か所を全摘した.組織学的に結核性肉芽腫を認め,組織片のPCR法で結核菌陽性およびツ反強陽性,組織培養でヒト型結核菌陽性であった.臨床所見も含めて増殖性狼瘡(lupus tumidus)と診断し,イソニアジド,リファンピシン(それぞれ300mg/日)の併用療法を施行したところ,6か月で著明に改善が得られた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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