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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科54巻4号

2000年04月発行

文献概要

症例報告

アンピロキシカムによる固定薬疹の1例

著者: 早川祐子1 佐藤優子1 小松崎眞1 上出良一1 新村眞人1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学皮膚科学講座

ページ範囲:P.312 - P.315

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 37歳,女性.1996年より月経痛のためにアンピロキシカム(フルカム®)13.5mgの屯用を始めた.1998年1月よりアンピロキシカム内服のたびに下口唇が腫脹し,水疱が出現するようになった.5月下旬の初診時には下口唇を中心に黒色痂皮が付着し,一部びらんを認めた.アンピロキシカムの内服誘発試験は陽性で,アンピロキシカムによる固定薬疹と診断した.なお無疹部で施行したアンピロキシカム,ピロキシカム,テノキシカムそれぞれの原末,チメロサール,チオサリチル酸,塩化第二水銀の貼布試験と光貼布試験はすべて陰性であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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