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特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 2000 4 皮膚疾患治療のポイント
乾癬の新しいビタミンD3療法
著者: 水谷仁1
所属機関: 1三重大学医学部皮膚科学教室
ページ範囲:P.114 - P.117
文献購入ページに移動 乾癬に対するビタミンD3療法の位置づけと,現在開発中の新しいビタミンD3製剤について説明した.従来の低濃度のものはクリームのほかローション剤が開発され,頭皮などに有効に働くと思われる.一方,高濃度のビタミンD3製剤も申請中で,1〜2年の間に様々な化合物が製品化されてくる.高濃度製剤は低濃度製剤と違い,初期効果が高いため,ステロイドとのコンビネーション療法などで使うなど,新しい使用法の可能性を模索できるメリットがある.ローテーション療法などを用いてさらに多くの乾癬患者の治療向上が期待される.
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