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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科54巻5号

2000年04月発行

特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 2000

4 皮膚疾患治療のポイント

全身性強皮症におけるスキン・スコア

著者: 佐藤伸一1 竹原和彦1

所属機関: 1金沢大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.129 - P.132

文献概要

 全身性強皮症における重症度,活動性などの病勢を正確に把握する指標が従来より求められてきた.この必要性に対して,Rodnanによるオリジナルのスキン・スコア・システムに始まった試みは,現在modified Rodnan total skin thickness score(modified Rodnan TSS)に収斂され,国際的に広く使用される指標となりつつある.このmodified Rodnan TSSは全身性強皮症の病型分類,進行度のモニタリング,新薬の効果判定などに今後重要な役割を担っていくことは疑いない.一方,modified Rodnan TSSは,今後解決すべきいくつかの問題点を有していることも事実である.本稿ではスキン・スコアの有する様々な側面についてまとめてみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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