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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科54巻5号

2000年04月発行

文献概要

特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 2000 4 皮膚疾患治療のポイント

ステロイド大量療法中の骨粗鬆症の予防

著者: 田中清1

所属機関: 1甲子園大学栄養学部

ページ範囲:P.144 - P.147

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 ステロイドホルモン使用中の副作用として,骨粗髪症は非常に頻度の高いものであるが,他の副作用ほどには十分認識されているとは言えない.近年DXA(dual energy X-ray absorptiometry)法を代表とする骨量測定機器の進歩により,骨量を簡便かつ正確に評価しうるようになった.また治療面でも次々に新しい治療薬が開発され,骨量低下の防止や増加が期待しうるようになってきた.ステロイド治療中・治療予定患者に対しては積極的にDXA法による骨量評価を考慮すべきである.特に大量ステロイド投与開始時は,開始後早期から骨量減少をきたす可能性があるので,早めの骨量再検,早めの治療が望まれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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