文献詳細
特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 2000
4 皮膚疾患治療のポイント
文献概要
皮膚科領域の感染症では臨床診断より起炎菌を比較的容易に推定することができる.主たる起炎菌はStaphylococcus aureusとStreptococcus pyogenesである.主に選択される抗菌薬はペニシリン系薬とβ-ラクタマーゼ阻害薬の合剤,新経口セフェム系薬,ペネム系薬,ニューキノロン系薬,マクロライド系薬,テトラサイクリン系薬である.ホスホマイシンは併用薬として使用される.これらの抗菌剤の抗菌スペクトラム,体内動態,使用上の注意を概説するとともに,実際の治療例をまとめた.
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