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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科54巻5号

2000年04月発行

特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 2000

5 皮膚科医のための臨床トピックス

MRSA院内感染対策

著者: 宮崎義継1

所属機関: 1長崎大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.182 - P.184

文献概要

 MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌:methicillin resistant Staphylococcus aureus)の分離頻度は本邦において特に高く,多くの病院で黄色ブドウ球菌の半数前後を占めている.そのため,しばしば定着か感染症かにかかわらず主たる院内感染対策の対象として取り上げられる.MRSAは接触感染が最も重要なルートであるため,MRSA感染症か定着かの違いをみきわめたうえで,排菌量が持続的に多いMRSA感染症の患者については,これを感染源として院内播種を防ぐために日常のケアにおいて特に注意が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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