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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科54巻7号

2000年06月発行

今月の症例

肺転移に対し胸腔内インターロイキン2注入が奏効した頭部血管肉腫の1例

著者: 天野雅子1 石地尚興1 上出良一1 新村眞人1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学皮膚科学講座

ページ範囲:P.485 - P.487

文献概要

 65歳,男性.3,4年前より右頭頂部に易出血性腫瘤があり,生検にて不規則な管腔形成を伴う異型血管内皮細胞の増殖を認め,血管肉腫と診断した.インターロイキン2の局注およびX線計60Gy,電子線計20Gyの照射を施行した.右胸水貯留を認め,穿刺にて血性滲出性胸水を得た.血管肉腫の肺転移と診断し,右胸腔内にインターロイキン2を注入したところ,胸水の減少を認め,呼吸苦は著明に改善した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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