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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科54巻7号

2000年06月発行

症例報告

テガフールによる日光皮膚炎の1例

著者: 高橋毅法1 日野治子1 野村益世2

所属機関: 1関東中央病院皮膚科 2関東中央病院消化器内科

ページ範囲:P.505 - P.508

文献概要

 78歳,男性.膵癌および肝転移と診断された後,テガフール800mg/日の内服を開始した.約7か月後より日光露出部に瘙痒を伴う紅斑が出現した.テガフールを用いた光貼布試験ではUVA,UVBともに陽性の反応を示した.テガフールによる日光皮膚炎と診断し,テガフール内服を中止してステロイド剤を外用したところ2週間で紅斑は消失した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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