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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科54巻8号

2000年07月発行

文献概要

原著

環状肉芽腫の病理組織学的分類

著者: 村澤章子1 木村鉄宣1

所属機関: 1北海道勤医協中央病院皮膚科

ページ範囲:P.591 - P.594

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 われわれは環状肉芽腫の病理組織像をpalisaded type,epithelioid type,interstitial typeの3型に分類した.当科保存の環状肉芽腫50症例,56検体を型分類した結果,palisaded typeが35例(63%),epithelioid typeが9例(16%),interstitial typeが12例(21%)であった.環状肉芽腫の病理組織診断を行う際には,pal—isading granulomaの像を示さない環状肉芽腫が存在することを念頭におく必要がある.また,66歳女性の下肢に発症したinterstitial typeの環状肉芽腫を紹介した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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