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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科54巻8号

2000年07月発行

症例報告

アトピー性皮膚炎皮疹部に生じたcutaneous focal mucinosisの多発例

著者: 大塚俊1 山蔭明生1 山崎雙次1 石田晋之介2

所属機関: 1獨協医科大学皮膚科学教室 2足利赤十字病院皮膚科

ページ範囲:P.631 - P.633

文献概要

 37歳,男性.幼少時よりアトピー性皮膚炎.1年前より,項部の苔癬化局面上に白覚症のない黄白色の丘疹ないし結節が多発.生検所見にて真皮内にヒアルロン酸の沈着を認め,cutane—ous focal mucinosisと診断した.肝障害,糖尿病,甲状腺機能異常などはみられなかった.成因として掻破による慢性外傷やアトピー性皮膚炎皮疹部におけるサイトカインの関与が考えられた.これまでの報告例について若干の統計的考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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