患者 29歳,女性
初診 1994年11月29日
雑誌目次
臨床皮膚科55巻1号
2001年01月発行
雑誌目次
カラーアトラス
原著
連日の温浴により軽快したコリン性蕁麻疹—本症の発症機序ならびに治療効果発現機序の考察
著者: 山岸知生 , 相場節也 , 田上八朗
ページ範囲:P.9 - P.12
症例は21歳,男性.1997年2月から発汗時の疼痛と,蕁麻疹出現を訴えて受診した.薬剤は無効で,夏季や激しい症状出現後に一時的に軽快した.最終的にコリン性蕁麻疹と診断した.1998年2月,発汗するまで連日温浴したところ日毎に症状が軽減し,以後1年間寛解状態であった.1999年4月,入浴習慣中止の上で運動誘発試験を施行し,軽度ながら蕁麻疹が出現した.病理組織像で血管内の好中球の集簇,表皮部汗管の拡張が認められた。本疾患と不応期,寛解の関係を論じ,温浴により角層内における汗管閉塞を除去したことが寛解導入に至らしめたと考えられた.
臨床統計
山形県立中央病院における帯状疱疹の統計的観察—1994年から1999年までの6年間
著者: 熊谷恒良 , 石川博康 , 小川俊一
ページ範囲:P.14 - P.18
1994年1月より1999年12月までの6年間に山形県立中央病院皮膚科を訪れた帯状疱疹患者604例について統計的観察を行い,以下の結果を得た.1)皮膚科外来新患患者に対する割合は4.0%で,他施設より多かった.2)発症に季節的傾向はみられなかった.3)男女ほぼ同数で,年齢別では60,70歳台にピークがあり,50歳以上が78%を占めた.4)発症部位は躯幹上部が最も多く,三叉神経は第1枝に多かった.5)基礎疾患を有するものは延べ444例で全体の73.5%であり,循環器系疾患,悪性新生物の順に,悪性新生物では胃癌,大腸癌,乳癌などが多かった.6)94.3%の患者は3か月以内に治癒していた.7)汎発疹は37例,6.1%にみられ,60歳以上が76%を占め,撒布疹は躯幹に集中していた.8)再発例は19例で,最高再発回数は4回であった.9)ペア血清のウイルス抗体価(CF)は76.2%に上昇をみた.
今月の症例
血漿交換療法を試みた全身性形質細胞増多症の長期観察例
著者: 間中泉 , 石黒直子 , 川島眞
ページ範囲:P.19 - P.22
57歳,男性.1981年頃より背部に褐色斑が出現し,徐々に増数し,全身の表在リンパ節腫脹も認めるようになった.1986年の初診時,多クローン性高γグロブリン血症を伴い,病理組織学的には皮疹およびリンパ節ともに形質細胞の浸潤を多数認めた.その後,γグロブリン値のさらなる上昇,肺の間質性陰影の出現,拡散能の低下などを認めたことから,プレドニゾロンの内服および血漿交換療法を試み,皮疹の色調の改善,リンパ節の縮小,γグロブリン値の低下,間質性陰影の軽快と拡散能の正常化を認めた.
連載
Clinical Exercises・94—出題と解答
著者: 石川治
ページ範囲:P.22 - P.22
187
疾患とその責任遺伝子について正しい記載はどれか.
①Hailey-Hailey病では細胞カルシウムチャンネル遺伝子の異常が見いだされた.
海外生活16年—出会った人・学んだこと・1
著者: 神保孝一
ページ範囲:P.87 - P.87
師Fitzpatrick教授との出会い
私が札幌医科大学を卒業したのは,1966年であった.当時はインターン闘争および国家試験と大学院入学ボイコット等で大学が荒れており,実際に大学院に入り皮膚科学を勉強し始めるようになったのは,1968年ごろからである.
私の生涯の師として,是非とも挙げなければならない先生は,元札幌医科大学皮膚科学教授で現東京大学医学部名誉教授である久木田先生と,最初に米国に留学した時の師であるハーバード大学医学部皮膚科学講座のFitzpatrick教授である.Fitzpatrick教授との最初の出会いは,久木田先生を介し,1969年のUS/Japan Pigment Cell Seminarの会においてである.この会は当時の東京大学医学部皮膚科学講座の川村太郎教授および東京医科歯科大学皮膚科学講座の清寺眞教授が,日本側の会長,副会長となり,米国側はFitzpatrick教授が代表となり開かれた.当時の日本の皮膚科学界は,世界に誇る色素細胞の研究を行っており,日本側と米国側から多くの研究者が参加され,その発表内容は単行本として発刊された1).
症例報告
セファクロル,塩化リゾチームの2剤の関与が疑われたアナフィラキシー型薬疹
著者: 安西三郎 , 藤原作平 , 高安進
ページ範囲:P.24 - P.26
49歳,女性.歯槽膿漏に対し近医歯科よりセファクロル,塩化リゾチーム,ピリン系合剤,ビフィズス菌製剤の4剤が処方された.内服30分後,全身の瘙痒感,意識レベルの低下が出現し,近医にて点滴を施行され症状は軽快した.スクラッチテストにてセファクロル,塩化リゾチームの2剤が陽性,皮内テストにて塩化リゾチームのみ陽性であった.卵白IgE RAST,プリックテストは陰性であった.セファクロル100分の1量内服30分後,顔面の違和感および躯幹に膨疹が出現し,塩化リゾチーム10分の1量内服30分後顔面の違和感が出現したためセファクロル,塩化リゾチームの2剤が関与したアナフィラキシー型薬疹と診断した.
ステロイド全身投与により治療した重症型薬疹の3例
著者: 大住裕子 , 川嶋利瑞 , 横田浩一 , 寺島由紀子 , 安倍将隆 , 小野塚貴 , 小玉和郎 , 小林仁 , 清水宏 , 西島真理子 , 村松隆一
ページ範囲:P.27 - P.29
症例1;43歳女性,全身の皮膚と粘膜の水疱,びらんで当科に入院.市販の感冒薬による薬疹と考えた.症例2;60歳男性,体表面積の50%以上のびらん,水疱で当科に入院.服用中の薬剤のいずれかによる薬疹と考えた.症例3;9歳女児,全身紅斑と体表面積の30%に及ぶびらんと水疱,紅斑で当科に入院.抗生剤による薬疹と考えた.症例1および症例3では原因と考えられる薬剤を使ってのリンパ球刺激試験陽性であった.いずれの症例もステロイド全身投与と抗生物質軟膏による皮膚局所治療を行い軽快した.
円板状エリテマトーデスを合併した進行性全身性強皮症の1例—薬剤性円板状エリテマトーデスとの鑑別を中心に
著者: 堀田隆之 , 早川順 , 塩原哲夫 , 副島昭典
ページ範囲:P.31 - P.34
進行性全身性強皮症(PSS)の経過中に円板状エリテマトーデス(DLE)を合併した48歳女性例を報告した.1981年頃よりRaynaud症状が出現し,PSSの診断のもと以後15年間にわたりD-ペニシラミン(D-Pc)を内服した.1996年2月頃より両頬部,鼻背に紅斑が出現し,同年8月に当科を受診した.頬部紅斑の病理組織所見はDLEに一致した.DLEの発症に前駆するように,紅斑出現の2か月前より抗核抗体が160倍から640倍に上昇した.自験例は,D-Pcによる薬剤性DLEと鑑別を要したが,その後の皮疹の経過がD-Pc投与の中止,再開と無関係であったことより,薬剤性DLEは否定的と考えた.
プロスタグランジンE1製剤の投与が有効であったlivedo vasculitisを伴うSjögren症候群の1例
著者: 杉内利栄子
ページ範囲:P.35 - P.37
74歳,男性.2年前より下腿に1ivedo様皮疹が出現し,徐々にしびれ感,痛みを伴ってきた.臨床検査成績では,血沈軽度上昇のほか,抗核抗体が320倍,抗SS-A抗体が104IU/mlと強陽性を示した.眼の自覚症状はなかったが,涙液分泌量,涙液残留時間ともに低下しdry eyeの状態でSjögren症候群と診断した.皮疹は病理組織学的にleukocytoclastic vasculitisを認めた,プレドニゾロン20mg内服により皮疹は軽快したが,しびれ感,疼痛が改善しなかったため,入院し安静を保った上でのプロスタグランジンE1の点滴を施行した.この治療により皮疹の自・他覚的症状が軽快し,臨床検査成績の改善も認めた.
プロスタグランジンE1製剤により保存的に治療しえた閉塞性血栓血管炎に伴う皮膚潰瘍
著者: 安西三郎 , 藤原作平 , 高安進 , 野口仁志 , 深川光司
ページ範囲:P.40 - P.42
83歳,男性.最近30年間喫煙歴なし.1994年両手指にチアノーゼ,1996年秋右第3趾に潰瘍出現.1997年6月入院.右第3趾に骨,関節腔が露出した径20mmの潰瘍を認めた.右下腿の3枝主動脈は完全閉塞し,corkscrew状の形態を呈する側副血行路にてかろうじて血流が保たれていた.閉塞性動脈硬化症,糖尿病,その他凝固異常を示唆する所見はなく閉塞性血栓血管炎と診断した.プロスタグランジンE1の全身投与を開始し潰瘍は急速に縮小したが,減量とMRSA感染に伴い再び増大傾向を示した.局所酸素療法,プロスタグランジンE1軟膏を併用し1998年2月潰瘍は完全に閉鎖した.
Mycobacterium abscessusによる非定型抗酸菌症の1例
著者: 小笠伸二 , 佐藤良博 , 伊崎誠一 , 北村啓次郎
ページ範囲:P.43 - P.45
56歳,女性.1997年8月,右臀部に特に誘因なく小紅斑が出現し,その後増大してきたため,同年10月17日当科を受診した.初診時,右臀部に7.5×4.5cmの浸潤を触れる暗紫紅色斑を認めた.感染性粉瘤などを疑い切除術を施行した.病理所見で真皮内に異物型巨細胞を含む著明な炎症性細胞浸潤を認めた.その後1998年1月より,手術瘢痕に一致して膿瘍,皮下膿瘍が出現するようになったため,精査・治療目的にて入院した.膿汁の抗酸菌培養で黄白色のコロニーが形成され,DNA-DNA hybriclization法によりMycobacterium abscessusと同定された.以上より同菌による非定型抗酸菌症と診断した.切開,排膿およびクラリスロマイシンの投与を行い,残存した病変を全摘し軽快した.M.abscessusによる非定型抗酸菌症の報告は本邦では稀であり報告した.
著明な貧血を伴ったヒトジラミ症
著者: 高橋義雄 , 片山治子 , 大家昌源
ページ範囲:P.47 - P.49
60歳,男性.駅構内で倒れていたところを収容された浮浪者.衣類に無数のシラミ虫体が付着していた.頭部,陰部にも多数の虫体,虫卵を認めた.著明な鉄欠乏性貧血があり,輸血および輸液にて加療した.本症ではいわゆるvaga—bond病,あるいはシラミ黒皮症という,びまん性に拡がる暗褐色の色素沈着や掻破痕を認めた.この色素沈着は吸血時の口器による刺激,分泌する唾液による微小出血,患者の掻破が原因と推測できた.貧血などの内科疾患で入院した浮浪者にみられたという報告が散見されており,浮浪者の間ではかなり蔓延していると考えられる.ヒトジラミ症は今後さらに増加することが予想される.
多発した線状扁平苔癬
著者: 押谷佳美 , 佐藤紘為 , 新田悠紀子
ページ範囲:P.50 - P.52
10歳,女児に多発した線状扁平苔癬の1例を報告した.6か月前より腰部に瘙痒感のある皮疹が出現し,順次,右背部,右肩,右上肢にも皮疹が拡大した.ステロイド剤を外用するも完治しないため当院を受診した.皮疹は常色から紫紅色の丘疹の集簇が線状に多発しており,一部色素沈着もみられた.病理組織学的に角質増生と顆粒層肥厚,基底層の液状変性,表皮真皮境界部にCivatte bodyを,真皮浅層にはリンパ球の帯状の細胞浸潤がみられた.以上より多発した線状扁平苔癬と診断した.皮疹はBlaschko lineに沿って多発していると考えた.
日光照射およびテトラサイクリン塩酸塩により軽快した色素性痒疹の1例
著者: 勝野正子 , 山川有子
ページ範囲:P.54 - P.56
25歳,女性.1994年頃(20歳頃)より,両側鎖骨部および乳房に瘙痒を伴う皮疹が出現した.初診時,両側鎖骨上窩,鎖骨窩,乳房周囲から腋窩にかけて軽度隆起した網目状の茶褐色斑を認め,その辺縁には浸潤を伴う紅斑を認めた.病理組織学的所見では表皮突起の不規則な延長,軽度の肥厚があり,表皮間浮腫,リンパ球の軽度の表皮内浸潤および真皮上層の血管周囲にリンパ球浸潤がある.以上より色素性痒疹と診断した.経過中日光曝露部の皮疹の軽快があった.テトラサイクリン塩酸塩(アクロマイシン®)4週間の投与にてすべての皮疹は浸潤を伴わない色素沈着となり,瘙痒も消失した.色素性痒疹にはテトラサイクリン塩酸塩,紫外線療法も有効である可能性が示唆された.
掌蹠の膿疱で発症した好酸球性膿疱性毛嚢炎
著者: 根岸泉 , 大西一徳 , 石川治
ページ範囲:P.58 - P.60
50歳,女性.初診5年前から両掌蹠に膿疱が出現し,2年後には顔面や上背部にも紅色皮疹が出現した.近医において掌蹠膿疱症の診断でステロイドの外用,内服加療を受けたが難治のため当科を受診した.顔面の膿疱の臨床所見と膿疱内容物の塗抹標本に好酸球を多数認めたことから好酸球性膿疱性毛嚢炎を疑い,生検を施行した.毛包内部,周囲への好酸球浸潤と毛包破壊像を認め,好酸球性膿疱性毛嚢炎と診断した.治療ではインドメサシン内服が著効した.掌蹠に限局した好酸球性膿疱性毛嚢炎と掌蹠膿疱症との臨床的鑑別は困難であり,他の好発部位へ皮疹が波及するまでには数年を要することから,両疾患の鑑別には積極的な生検が必要である.
家族性高コレステロール血症IIa型に合併した結節性黄色腫と腱黄色腫
著者: 相浦佐和子 , 城谷美和 , 三砂範幸 , 成澤寛
ページ範囲:P.62 - P.64
23歳の男性.19歳頃より肘頭部に自覚症状を伴わない硬い結節が出現し,徐々に増大してきた.初診時,肘頭部に左側が径20mm,右側が径7mmの表面光沢を呈し黄色調を帯びた紅色の弾性硬の腫瘤を認めた.局所麻酔下に切除縫縮した.病理組織学的に真皮全層にわたり,巣状,結節状に泡沫細胞の集塊がみられ,オイルレッド染色にて陽性を示した.また,両アキレス腱の棍棒状肥厚が認められた.血液生化学的検査で総コレステロール591mg/dl,LDLコレステロール509mg/dlと異常高値を示し,HDLコレステロール67mg/dl,総グリセリド149mg/dlであった.母,兄,叔母に高コレステロール血症を認めた.以上より,家族性高コレステロール血症IIa型に合併した結節性黄色腫と腱黄色腫と診断した.
Epidermolysis bullosa pruriginosaの2例
著者: 松河美和 , 岡本祐之 , 堀尾武 , 北村里子
ページ範囲:P.66 - P.68
症例1;28歳,男性.幼少期より両前腕,両下腿に痒みを伴う水疱が出現した.初診時,同部の鱗屑,痂皮を伴う紅斑,びらん,水疱,痒疹様病変,暗紫色の瘢痕,稗粒腫と全指趾の爪の変形を認めた.家族歴に同症はない.症例2;67歳,女性.幼少期から四肢に痒みを件う水疱が出現した.初診時,両下腿伸側に激しい痒みを伴う痒疹様病変と苔癬化局面を認め,瘢痕,びらん,水疱,血疱,稗粒腫を混じていた.血清IgE値は3100U/mlと高値を示した.妹,息子にも同様の皮疹があるとのことである.両症例ともに皮膚生検で表皮下水疱を認め,臨床症状よりepidermolysis bullosa pruriginosaと診断した.抗アレルギー剤,抗ヒスタミン剤の内服と,外用ステロイド剤による治療で皮疹は改善した.本症においては,痒みのコントロールが重要であると考えられた.
頭部脱毛斑を伴った色素失調症の1例
著者: 田辺裕子 , 伊東優 , 惣角麻紀子 , 渡部秀憲 , 上西香子 , 高野温子 , 溝口昌子
ページ範囲:P.69 - P.72
1か月,女児.出生時より四肢を中心に紅斑,水疱が出現し,頭頂部には脱毛斑を認めた.末梢血好酸球は36.5%と上昇.生検組織像は水疱部は1期,脱毛斑は2〜3期の色素失調症に相当する所見であった.無治療で経過観察したところ,典型的な臨床経過をとり,8か月時には躯幹にBlaschko線に沿う色素沈着が認められるのみとなった.脱毛斑については6か月時に完全脱毛斑部を切除縫縮した.8か月(術後2か月)現在,創部周囲の不完全脱毛部より徐々に発毛を認めている.色素失調に脱毛の合併が多いとされているにもかかわらず,その報告例は国内外ともに少なく,さらに脱毛部の組織を検討している例は自験例を含めて2例のみであった.
爪甲下扁平上皮癌の2例
著者: 杉浦啓二 , 社本幹博 , 秋田浩孝 , 清水善徳 , 上田宏 , 梅村芳樹
ページ範囲:P.73 - P.75
手指の爪甲下に発生した扁平上皮癌を2例経験した.いずれも60歳以上の高齢者の男性で,爪の変化に気づいてから診断するまで1年以上要した.1例は接触皮膚炎を疑う初診時臨床像で,リバノールのパッチテストを施行したが陰性であった.2例ともにPIP関節より関節離断術を行い,現在術後約2年経過し外来において経過観察中である.爪甲下に発生した扁平上皮癌の報告は少なく,また臨床像が接触皮膚炎,真菌症などに類似していることより,確定診断までに時間がかかる症例がほとんどである.頻度の多い疾患より疑うのが常であるが,難治性のものに対し皮膚生検を行う必要性を改めて認識した.
黒色調を呈した乳房Paget病の1例
著者: 木戸真紀子 , 松村康洋 , 尾崎元昭 , 西川秀文
ページ範囲:P.77 - P.79
53歳,女性.約1年前より左乳頭部に黒色色素斑を認め,乳頭中央部はびらんを呈してきた.乳房Paget病と表在拡大型悪性黒色腫との鑑別が問題となった.病理組織所見では,胞体の明るい大型異型細胞が表皮内全層に認められ,胞体内にはメラニン顆粒を含んでいた.また,基底部には空胞変性が認められた.PAS陰性,S−100蛋白陰性,HMB−45陰性,サイトケラチン(35bH 11)陽性より,乳房Paget病と診断した.乳房切除後の病理組織所見では,乳管内癌を認めた.乳房Paget病,悪性黒色腫についてPAS,S−100蛋白,HMB−45,CEA,EMA,サイトケラチン各染色の有用性について検討したが,HMB−45とサイトケラチンの免疫染色が両者の鑑別に最も有用であると考えられた.また,色素沈着の機序についても考察した.
治療
尋常性白斑病変部に対するジヒドロキシアセトンの使用経験
著者: 池嶋文子 , 須賀康 , 坪井良治 , 小川秀興
ページ範囲:P.80 - P.82
難治性の尋常性白斑患者3例の病変部に,皮膚の着色料である5%ジヒドロキシアセトン-10%エタノール溶液製剤の外用を試みた.本剤を塗布することにより病変部皮膚には褐色調の着色が認められ,3例すべての患者から美容的に満足という回答が得られた.本剤の使用は,白斑患者の社会的,精神的なquality of lifeの向上に役立つものと考えられた.
日光角化症,Bowen病に対する炭酸ガスレーザーを用いたabrasion therapy
著者: 福田知雄 , 塩原哲夫 , 久保田潤一郎
ページ範囲:P.83 - P.86
症例1:76歳女性,右頬部の日光角化症.症例2:65歳男性,右頬部・左前額部の日光角化症.症例3:76歳女性,左上腕のBowen病.3症例とも皮膚生検を行い診断確定した後,外科用炭酸ガスレーザーを用いたabrasion therapyを施行した.症例1ではレーザー治療前後で皮膚生検を行い,組織学的にも治癒を確認した.1年半〜2年後の現在まで再発徴候を認めない.本法は,1)病変部を正確かつ迅速に治療できる,2)治療中にabrasionの状況を直視下で正確に観察できる,3)照射を繰り返すことで深さに応じた削皮を行うことができる,4)炭酸ガスレーザーの凝固能により術中,術後の出血が軽微など多くの利点を有している.手技も比較的簡単で,浅い部分に限局した上皮性腫瘍には推奨される治療法であると考えられた.
印象記
「第6回日本-中国合同皮膚科学術会議」印象記
著者: 谷野千鶴子
ページ範囲:P.88 - P.90
2000年9月15日から17日までの3日間,第6回日本-中国合同皮膚科学術会議が西安において開催された.1988年に第1回が北京で始まって以来,上海(第2回:1990年11月),大連(第3回:1992年10月),成都(第4回:1994年9月),北京(第5回:1996年10月〉と中国各地で回が重ねられてきたが,1998年アジア皮膚科学会が北京で行われた兼ね合いもあり,このたび4年振りに第6回の開催となった.秦,漢,随,唐で都が置かれ中国4000年の歴史で長安と呼ばれた古都西安は,日本の平安京,平城京がモデルにして造られたことがよく知られており,日本人にもなじみ深く感じる歴史深い街だ。今までも幾たびか当地での開催が望まれていたそうだが,今回JASから西安への成田空港,関西空港直行便が登場し満を持しての開催となった.会場となったシャングリラホテル(金華飯店)は西安市街東部にあり,落ち着いた雰囲気の立派な一流ホテルであった.
学会の印象であるが,私のような英語で発表した経験はあっても海外で学会発表をするのは初めての若輩者にとっては,何もかもが目新しく感じられ,すべてのことが素直に受け入れられてしまう.シャングリラホテルに宿泊していた私は初日の15日の朝7時半,発表するA,B,C会場,そしてポスター会場はどうなっているのだろうとそっと見学にいった.そこではまだ大工仕事をして看板を作っている人あり,椅子を並べている人ありの雑然とした有様.まっすぐに歩くことのできるスペースもなく,いろいろなものが絨毯の上に散在していた.とてもその1時間後にOpening Ceremonyが迫っているとは思えなかった.しかも誰もが特別慌てている様子もない.何回か自大学での学会開催を経験した時の慌ただしさを思い起こして,本当に始まるの?と不安を覚えた.それでもきちんと8時半にはOpening Ceremonyは始まっていた.こののんびりした雰囲気はどうやら中国側では変わりなく受け継がれているらしい.さぞかし日本側事務局の先生方もやきもきされたことだろう.その中で設営された会場は大変立派なもので,製薬会社の援助がかなり大きい印象を受けた.もちろんこれは12年前には考えられなかったことで,私のBossのように第1回から本学会の発展に尽力されてきた方々にとっては,当会の盛況はさぞかし感慨深かったことであろう(この辺のお話はT.N.教授による本誌「あとがき」54巻11号も参照).学会登録者は,その後に中国皮膚科学会が合わせて開催されたこともあって中国側220名,日本側130名と,これまた盛況であった.
基本情報
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42巻2号(1988年2月発行)
42巻1号(1988年1月発行)
41巻13号(1987年12月発行)
41巻12号(1987年11月発行)
41巻11号(1987年10月発行)
41巻10号(1987年9月発行)
41巻9号(1987年8月発行)
41巻8号(1987年7月発行)
41巻7号(1987年6月発行)
41巻6号(1987年5月発行)
41巻5号(1987年5月発行)
41巻4号(1987年4月発行)
41巻3号(1987年3月発行)
41巻2号(1987年2月発行)
41巻1号(1987年1月発行)
40巻12号(1986年12月発行)
40巻11号(1986年11月発行)
40巻10号(1986年10月発行)
40巻9号(1986年9月発行)
40巻8号(1986年8月発行)
40巻7号(1986年7月発行)
40巻6号(1986年6月発行)
40巻5号(1986年5月発行)
40巻4号(1986年4月発行)
40巻3号(1986年3月発行)
40巻2号(1986年2月発行)
40巻1号(1986年1月発行)
39巻12号(1985年12月発行)
39巻11号(1985年11月発行)
39巻10号(1985年10月発行)
39巻9号(1985年9月発行)
39巻8号(1985年8月発行)
39巻7号(1985年7月発行)
39巻6号(1985年6月発行)
39巻5号(1985年5月発行)
39巻4号(1985年4月発行)
39巻3号(1985年3月発行)
39巻2号(1985年2月発行)
39巻1号(1985年1月発行)
38巻12号(1984年12月発行)
38巻11号(1984年11月発行)
38巻10号(1984年10月発行)
38巻9号(1984年9月発行)
38巻8号(1984年8月発行)
38巻7号(1984年7月発行)
38巻6号(1984年6月発行)
38巻5号(1984年5月発行)
38巻4号(1984年4月発行)
38巻3号(1984年3月発行)
38巻2号(1984年2月発行)
38巻1号(1984年1月発行)
37巻12号(1983年12月発行)
37巻11号(1983年11月発行)
37巻10号(1983年10月発行)
37巻9号(1983年9月発行)
37巻8号(1983年8月発行)
37巻7号(1983年7月発行)
37巻6号(1983年6月発行)
37巻5号(1983年5月発行)
37巻4号(1983年4月発行)
37巻3号(1983年3月発行)
37巻2号(1983年2月発行)
37巻1号(1983年1月発行)
36巻12号(1982年12月発行)
36巻11号(1982年11月発行)
36巻10号(1982年10月発行)
36巻9号(1982年9月発行)
36巻8号(1982年8月発行)
36巻7号(1982年7月発行)
36巻6号(1982年6月発行)
36巻5号(1982年5月発行)
36巻4号(1982年4月発行)
36巻3号(1982年3月発行)
36巻2号(1982年2月発行)
36巻1号(1982年1月発行)
35巻12号(1981年12月発行)
35巻11号(1981年11月発行)
35巻10号(1981年10月発行)
35巻9号(1981年9月発行)
35巻8号(1981年8月発行)
35巻7号(1981年7月発行)
35巻6号(1981年6月発行)
35巻5号(1981年5月発行)
35巻4号(1981年4月発行)
35巻3号(1981年3月発行)
35巻2号(1981年2月発行)
35巻1号(1981年1月発行)
34巻12号(1980年12月発行)
34巻11号(1980年11月発行)
34巻10号(1980年10月発行)
34巻9号(1980年9月発行)
34巻8号(1980年8月発行)
34巻7号(1980年7月発行)
34巻6号(1980年6月発行)
34巻5号(1980年5月発行)
34巻4号(1980年4月発行)
34巻3号(1980年3月発行)
34巻2号(1980年2月発行)
34巻1号(1980年1月発行)
33巻12号(1979年12月発行)
33巻11号(1979年11月発行)
33巻10号(1979年10月発行)
33巻9号(1979年9月発行)
33巻8号(1979年8月発行)
33巻7号(1979年7月発行)
33巻6号(1979年6月発行)
33巻5号(1979年5月発行)
33巻4号(1979年4月発行)
33巻3号(1979年3月発行)
33巻2号(1979年2月発行)
33巻1号(1979年1月発行)
32巻12号(1978年12月発行)
32巻11号(1978年11月発行)
32巻10号(1978年10月発行)
32巻9号(1978年9月発行)
32巻8号(1978年8月発行)
32巻7号(1978年7月発行)
32巻6号(1978年6月発行)
32巻5号(1978年5月発行)
32巻4号(1978年4月発行)
32巻3号(1978年3月発行)
32巻2号(1978年2月発行)
32巻1号(1978年1月発行)
31巻12号(1977年12月発行)
31巻11号(1977年11月発行)
31巻10号(1977年10月発行)
31巻9号(1977年9月発行)
31巻8号(1977年8月発行)
31巻7号(1977年7月発行)
31巻6号(1977年6月発行)
31巻5号(1977年5月発行)
31巻4号(1977年4月発行)
31巻3号(1977年3月発行)
31巻2号(1977年2月発行)
31巻1号(1977年1月発行)
30巻12号(1976年12月発行)
30巻11号(1976年11月発行)
30巻10号(1976年10月発行)
30巻9号(1976年9月発行)
30巻8号(1976年8月発行)
30巻7号(1976年7月発行)
30巻6号(1976年6月発行)
30巻5号(1976年5月発行)
30巻4号(1976年4月発行)
30巻3号(1976年3月発行)
30巻2号(1976年2月発行)
30巻1号(1976年1月発行)
29巻12号(1975年12月発行)
29巻11号(1975年11月発行)
29巻10号(1975年10月発行)
29巻9号(1975年9月発行)
29巻8号(1975年8月発行)
29巻7号(1975年7月発行)
29巻6号(1975年6月発行)
29巻5号(1975年5月発行)
29巻4号(1975年4月発行)
29巻3号(1975年3月発行)
29巻2号(1975年2月発行)
29巻1号(1975年1月発行)
28巻12号(1974年12月発行)
28巻11号(1974年11月発行)
28巻10号(1974年10月発行)
28巻8号(1974年8月発行)
28巻7号(1974年7月発行)
28巻6号(1974年6月発行)
28巻5号(1974年5月発行)
28巻4号(1974年4月発行)
28巻3号(1974年3月発行)
28巻2号(1974年2月発行)
28巻1号(1974年1月発行)
27巻12号(1973年12月発行)
27巻11号(1973年11月発行)
27巻10号(1973年10月発行)
27巻9号(1973年9月発行)
27巻8号(1973年8月発行)
27巻7号(1973年7月発行)
27巻6号(1973年6月発行)
27巻5号(1973年5月発行)
27巻4号(1973年4月発行)
27巻3号(1973年3月発行)
27巻2号(1973年2月発行)
27巻1号(1973年1月発行)
26巻12号(1972年12月発行)
26巻11号(1972年11月発行)
26巻10号(1972年10月発行)
26巻9号(1972年9月発行)
26巻8号(1972年8月発行)
26巻7号(1972年7月発行)
26巻6号(1972年6月発行)
26巻5号(1972年5月発行)
26巻4号(1972年4月発行)
26巻3号(1972年3月発行)
26巻2号(1972年2月発行)
26巻1号(1972年1月発行)
25巻13号(1971年12月発行)
特集 小児の皮膚疾患
25巻12号(1971年12月発行)
25巻11号(1971年11月発行)
25巻10号(1971年10月発行)
25巻9号(1971年9月発行)
25巻8号(1971年8月発行)
25巻7号(1971年7月発行)
特集 基底膜
25巻6号(1971年6月発行)
25巻5号(1971年5月発行)
25巻4号(1971年4月発行)
25巻3号(1971年3月発行)
25巻2号(1971年2月発行)
25巻1号(1971年1月発行)
24巻12号(1970年12月発行)
24巻11号(1970年11月発行)
24巻10号(1970年10月発行)
24巻9号(1970年9月発行)
24巻8号(1970年8月発行)
24巻7号(1970年7月発行)
24巻6号(1970年6月発行)
24巻5号(1970年5月発行)
24巻4号(1970年4月発行)
24巻3号(1970年3月発行)
24巻2号(1970年2月発行)
24巻1号(1970年1月発行)
23巻12号(1969年12月発行)
23巻11号(1969年11月発行)
23巻10号(1969年10月発行)
23巻9号(1969年9月発行)
23巻8号(1969年8月発行)
23巻7号(1969年7月発行)
23巻6号(1969年6月発行)
23巻5号(1969年5月発行)
23巻4号(1969年4月発行)
23巻3号(1969年3月発行)
23巻2号(1969年2月発行)
23巻1号(1969年1月発行)