icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科55巻11号

2001年10月発行

症例報告

Monoclonal gammopathy(IgG-κ型)を合併した壊疽性膿皮症の1例

著者: 五十嵐司1 菊地伊豆実1 榊原貴子1 木村陽一1 青木恵理1 立原利江子1 川名誠司1

所属機関: 1日本医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.887 - P.889

文献概要

 56歳,男性.6か月前より胸部に,2か月前より両下腿に,2週前より仙骨部に潰瘍を認め,徐々に増大した.右側胸部,仙骨部,左下腿外側,右下腿内側に5cm大から10cm大の辺縁堤防状に隆起する潰瘍を認める.また,一部の潰瘍周辺には膿疱が散在している.病理組織学的には,真皮から脂肪織にかけて好中球の著明な浸潤が認められた.血清免疫電気泳動でIgG-κ型M蛋白がみられ,monoclonal gammopathyを合併した壊疽性膿皮症と診断した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら