icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科55巻12号

2001年11月発行

文献概要

症例報告

足底に生じたいわゆる皮膚混合腫瘍

著者: 小宅慎一1 上野孝1 神保好夫1 大井綱郎2

所属機関: 1佼成病院形成外科 2東京医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.973 - P.975

文献購入ページに移動
 20歳,男性.初診の約8年前より左足底に自覚症状を欠く隆起性皮疹が出現し,徐々に拡大したため切除を希望され当科を受診した.局所麻酔下に病変部を全摘した.病変部は腫瘍細胞が充実性に増殖する部分,管状構造を示す部分と粘液の沈着する部分が混在し,組織学的所見よりいわゆる皮膚混合腫瘍と診断した.足底発症のいわゆる皮膚混合腫瘍は極めて稀であると思われ報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?