icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科55巻13号

2001年12月発行

症例報告

Unilateral axillary Paget's diseaseの1例

著者: 矢島麻弓1 弓立史善1 小笠伸二1 北村啓次郎1 鈴木正2

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター皮膚科学教室 2埼玉医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.1040 - P.1042

文献概要

 78歳,男性.左腋窩に淡紅色斑とその周囲に脱色素斑を,右腋窩にも軽度の脱色素斑を認めた.組織学的には左腋窩のみにやや大型で胞体の明るいPaget細胞を認めた.腫瘍細胞はCEA染色,PAS染色,レクチンDBA, WGA, Con A染色で陽性を示した.腋窩の紅斑を湿疹や真菌症として加療し,経過が思わしくない場合はPaget病を疑い,積極的に皮膚生検を施行し,確定診断をつけることが大切と思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら