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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科55巻13号

2001年12月発行

文献概要

症例報告

術後10年を経て皮膚転移を生じた乳癌の1例

著者: 山下周子1 吉岡啓子1 十倉寛治2 田中勲3

所属機関: 1和泉市立病院皮膚科 2和泉市立病院外科 3和泉市立病院病理科

ページ範囲:P.1052 - P.1054

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 71歳,女性.初診10年前の1988年7月,左乳癌のため当院外科で左乳房拡大切除術を施行した.その後,抗癌剤を投与して,経過観察中であった.1998年1月より胸部瘢痕部周辺に結節が出現し,生検では左乳房の所見と同様に,管腔形成の異型細胞巣を認めた.合計50Gyの放射線治療で一時縮小し,皮膚転移後3年2か月を経過し,現在も通院中である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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