icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科55巻2号

2001年02月発行

症例報告

G-CSF投与中にSweet病が発症したmyelodysplastic syndromeの1例

著者: 野田洋介1 岸本三郎1 安野洋一1 杉山祐介2 岩井俊樹2

所属機関: 1京都府立医科大学皮膚科学教室 2京都府立医科大学第3内科学教室

ページ範囲:P.138 - P.140

文献概要

 54歳,男性.Myelodysplastic sylldromeの治療のためgramllocyte cololly-stimulating factor投与を約3か月間継続中,39℃台の発熱とともに顔面,両上肢に紅斑,膿疱,水疱が出現した.病理組織学的には真皮上層の著明な浮腫と,真皮全層にわたり好中球を主体とする核崩壊像を伴う炎症性細胞浸潤が認められSweet病と診断した.副腎皮質ステロイドの全身投与にて皮疹は速やかに軽快した.しかし,granulocyte colony-stimulating factorの継続投与により副腎皮質ステロイドの漸減とともに皮疹の再燃を認めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら