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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科55巻3号

2001年03月発行

原著

深部静脈血栓症

著者: 宮島進1 山本隆之1 西村雅恵1 岡田奈津子1 長谷川順一2 門場啓司2 小林伸行3

所属機関: 1大阪厚生年金病院皮膚科 2大阪厚生年金病院循環器科 3大阪厚生年金病院放射線科

ページ範囲:P.201 - P.205

文献概要

 深部静脈血栓症は早期の的確な診断と治療を必要とされる疾患である.今回我々が経験した深部静脈血栓症の3例を呈示し,その報告と併せて文献的考察を行った.3例とも片側性の下腿,あるいは下肢全体に突発性の疼痛,腫脹で発症した.2例は静脈造影で深部静脈の血栓が確認され,1例は腹部CTにて下大静脈から左腸骨静脈に血栓が認められた.ヘパリン,ウロキナーゼの点滴による抗凝固,線溶療法で症状の改善がみられたが,治療開始の遅れた1例は症状が遷延した.肺塞栓等の重篤な合併症はみられなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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