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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科55巻3号

2001年03月発行

文献概要

症例報告

縦隔部のリンパ芽球性リンパ腫が原因となった上大静脈症候群の1例

著者: 佐山重敏1 田邊洋2 吉田紀子2

所属機関: 1中部徳洲会病院皮膚科 2天理よろづ相談所病院皮膚科

ページ範囲:P.220 - P.222

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 34歳,男性に生じた上大静脈症候群の1例を報告した.主要症状は急激に生じた顔面の腫脹であった.上大静脈症候群を起こした原因は縦隔部に生じたリンパ芽球性リンパ腫によるリンパ節腫脹であった.化学療法と放射線照射療法で縦隔部のリンパ節が縮小するとともに顔面の腫脹も消失した.ステロイドの全身投与が症状の改善にある程度有効であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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