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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科55巻4号

2001年04月発行

文献概要

症例報告

Angioedema associated with eosinophilia(nonepisodic type)と考えた1例

著者: 関姿恵1 秋元幸子1 石川治1

所属機関: 1群馬大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.309 - P.311

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要約 症例:21歳,女性.約1か月前より両足関節部,手指背に瘙痒を伴う腫脹と紅斑が生じた.好酸球は24.2%と増加し,皮膚生検組織像では脂肪小葉隔壁および小葉内に好酸球浸潤と線維増生,浮腫および多発する血栓を認めた.プレドニゾロン20mg/日にて治療を開始し,症状,検査所見とも軽快し再燃を認めなかった.自験例は四肢関節部に皮疹が限局し,組織学的に皮下脂肪織を中心に好酸球浸潤と血栓を認めた点で非定型的だが,1998年Chikamaらが提唱したnonepisodic angioedema associated with eosinophiliaに合致すると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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