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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科55巻4号

2001年04月発行

文献概要

症例報告

電子線照射が奏効した下眼瞼のMerkel細胞癌

著者: 小野浩子1 入交珪子1

所属機関: 1石心会狭山病院皮膚科

ページ範囲:P.339 - P.341

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 78歳,女性.右下眼瞼内側の暗赤色小結節が急速に増大し,免疫組織学的所見よりMerkel細胞癌と診断した.Neuron-specific enolaseは陰性,サイトケラチン20強陽性であった.治療は放射線療法単独で行ったが,照射3回目頃(7.5Gy)より腫瘍の明らかな縮小傾向がみられ,総線量50Gyで病理組織学的検査上腫瘍細胞を認めず,腫瘍は消失したと考えられた.9か月経過後の現在も局所再発および転移は認められない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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