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症例報告
電子線照射が奏効した下眼瞼のMerkel細胞癌
著者: 小野浩子1 入交珪子1
所属機関: 1石心会狭山病院皮膚科
ページ範囲:P.339 - P.341
文献購入ページに移動 78歳,女性.右下眼瞼内側の暗赤色小結節が急速に増大し,免疫組織学的所見よりMerkel細胞癌と診断した.Neuron-specific enolaseは陰性,サイトケラチン20強陽性であった.治療は放射線療法単独で行ったが,照射3回目頃(7.5Gy)より腫瘍の明らかな縮小傾向がみられ,総線量50Gyで病理組織学的検査上腫瘍細胞を認めず,腫瘍は消失したと考えられた.9か月経過後の現在も局所再発および転移は認められない.
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