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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科55巻5号

2001年04月発行

特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 2001

3 新しい検査法と診断法

歩哨リンパ節生検

著者: 山本明史1

所属機関: 1国立がんセンター中央病院皮膚科

ページ範囲:P.72 - P.75

文献概要

 国立がんセンター中央病院皮膚科において明らかな所属リンパ節腫脹を認めない悪性黒色腫患者41例について,sentinel lymph node(SN)biopsyを施行して検討した.症例はin situ 3例,I期7例,II期14例,IIIA期(リンパ節転移なし)7例,IIIB期(リンパ節転移あり)10例であった.SN同定率は78%で,SN個数は1個が28例(87.5%),2個が4例(12.5%)であった.リンパ節郭清を施行した19例においてはSN転移陰性例は9例で,そのうちSN以外の所属リンパ節に転移を認めたものは1例もなく,症例数は少ないものの現在のところいわゆる正診率は100%である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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