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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科55巻5号

2001年04月発行

特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 2001

4 皮膚疾患治療のポイント

Topical hemotherapy

著者: 永江祥之介1

所属機関: 1永江皮ふ科・形成外科クリニック

ページ範囲:P.131 - P.134

文献概要

 Topical hemotherapyはヘパリン化自己静脈血をocclusive dressing法で潰瘍に直接外用する比較的単純な治療法であるが,各種の保存的治療法にもかかわらず肉芽形成が遅延していた難治性潰瘍に対しても,良好な肉芽形成を促進することが報告されている.血中に存在する各種のgrowth factorが創傷治癒促進に働いている可能性が指摘されているが,その作用機序については不明な点が多い.しかし,topical hemotherapyは安価で簡便で外来通院治療でも可能な方法であり,難治性潰瘍に対して試みる価値のある治療法と思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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