文献詳細
特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 2001
4 皮膚疾患治療のポイント
文献概要
Topical hemotherapyはヘパリン化自己静脈血をocclusive dressing法で潰瘍に直接外用する比較的単純な治療法であるが,各種の保存的治療法にもかかわらず肉芽形成が遅延していた難治性潰瘍に対しても,良好な肉芽形成を促進することが報告されている.血中に存在する各種のgrowth factorが創傷治癒促進に働いている可能性が指摘されているが,その作用機序については不明な点が多い.しかし,topical hemotherapyは安価で簡便で外来通院治療でも可能な方法であり,難治性潰瘍に対して試みる価値のある治療法と思われる.
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